Humulus japonicusとは? わかりやすく解説

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かなむぐら (鉄葎)

Humulus japonicus

Humulus japonicus

Humulus japonicus

Humulus japonicus

Humulus japonicus

Humulus japonicus

わが国各地をはじめ、朝鮮半島中国台湾分布してます。道端荒れ地などに生え伸ばしてほかの植物絡まります。は5~7裂する掌状複葉対生しますが、表面粗毛生えてます。雌雄異株で、8月から10月ごろに花を咲かせます。立ち上がるのは雄花です。葉柄には下向きがあり、とても丈夫で鋭く手足に傷をつけることがありますビール苦味使用されるホップ」の仲間です。
アサ科カラハナソウ属の一年草で、学名は Humulus japonicus。英名は Japanese hop
アサのほかの用語一覧
カラハナソウ:  ホップ  鉄葎

八重六倉

読み方:ヤエムグラ(yaemugura)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


八重葎

読み方:ヤエムグラ(yaemugura)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


加奈无久良

読み方:カナムグラ(kanamugura)

クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


加奈牟久羅

読み方:カナムグラ(kanamugura)

クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


勒草

読み方:ロクソウ(rokusou)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


執根草

読み方:シュウネクサ(shuunekusa)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


性根草

読み方:ショウネグサ(shounegusa)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


水神手

読み方:スイジンノテ(suijinnote)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


読み方:ムグラ(mugura)

カナムグラ別称
クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


葎草

読み方:カナムグラ(kanamugura)

クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


金葎

読み方:カナムグラ(kanamugura)

クワ科つる性一年草薬用植物

学名 Humulus japonicus


カナムグラ

(Humulus japonicus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/30 15:03 UTC 版)

カナムグラ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: バラ目 Rosales
: アサ科 Cannabaceae
: カラハナソウ属 Humulus
: カナムグラ H. japonicus
学名
Humulus japonicus
Siebold & Zucc
シノニム

Humulus scandens (Lour.) Merr.

和名
カナムグラ
英名
Japanese hop

カナムグラ(鉄葎、Humulus japonicus)はアサ科[注釈 1]カラハナソウ属の一年草。 和名「鉄葎」は強靭な蔓をに例え、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表すように、繁茂した本種の叢は強靭に絡み合っており、切ったり引き剥がしたりすることは困難である。 後述ヤエムグラやヤブムグラ等、本種と似た種小名の植物は多いが、本種とは系統的に離れたアカネ科に属するものが多い。漢名は律草(りつそう)。

分布

中国大陸、台湾および、日本では北海道から九州までの範囲に分布する[1][2]原野道端荒れ地などの日当たりの良い場所に自生する[3]。また好窒素的な傾向が強く、畜産農業、家庭排水などの影響により富栄養化した土壌などでより繁殖し、優占種となる傾向が強い[4]

アメリカでは園芸用に栽培されたものが野生化し、外来雑草となっている[5]

形態

雌雄異株つる植物で一年草[3][2]。伸張が旺盛で、一面に広まる[3]から葉柄にかけて下向きの小さな鋭いがあり、木や電柱、ガードレールなど他物に絡まる[3][1]

は長い葉柄で対生し、葉身の長さ5 - 12センチメートル程度の5 - 7裂に深く切れ込んだ掌状で、葉縁鋸歯が多く、葉の表面は荒い毛があってザラつく[3][2]

花期は晩夏から秋にかけて(8月 - 10月)で、雄株は分枝した花茎を伸ばし、円錐花序にまばらにつき、細かい淡緑色の雄花を多数つける[3][6]。雄花の花被はふつう4個あり、雄しべは大きながつく[6]。一方の雌花は、雌株の葉腋から花茎を伸ばして下向きに短い穂状の花序を垂らし、花序にかたまるようにに包まれた紫褐色の花をつける[3][6]。雌花につく苞は、先端が尖り、濃紫色の模様がある[6]。雌花は受粉後に成熟して果実となると赤紫色を帯びる。

アレルギー

本種の花粉は、ブタクサヨモギなどと並び、秋の花粉症の原因となる[7]

利用

茎葉と花は薬草になる部分で、苦味健胃や利尿に効果があるとされ、夏に茎葉を切り取って天日で乾燥させたものを用いるが、生薬名は特に用いない[3]

健胃利尿膀胱炎に、1日量5 - 10グラムの律草を水400 ccでとろ火で半量になるまで煎じ、3回に分けて服用する利用法が知られている[3]。また、健胃に花穂1日稜5 - 8グラムを、水400 ccで煎じて3回に分服する用法が知られている[3]

類似種

  • セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草、Humulus lupulus )→ホップを参照。
  • カラハナソウ(唐花草、Humulus lupulus var. cordifolius

その他

万葉集における「やえむぐら(八重葎)」は現代とは異なり、アカネ科ヤエムグラではなく本種を指していると思われる。

キタテハ食草である。

脚注

注釈

  1. ^ 以前はクワ科に分類されていた。

出典

  1. ^ a b 亀田龍吉 & 有沢重雄 2010, p. 206.
  2. ^ a b c 菱山忠三郎 2014, p. 147.
  3. ^ a b c d e f g h i j 馬場篤 1996, p. 36.
  4. ^ 土壌の富栄養化が農村地域の河川周辺雑草群落の動態に及ぼす影響 雑草研究(日本雑草学会会報) Vol.42, No.2(19970830) pp. 107 - 114
  5. ^ Invasive.org(pdf)
  6. ^ a b c d 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 206.
  7. ^ アレルギー性疾患の研究(第6報) : クワモドキ及びカナムグラについて第14回日本アレルギー学会総会・ Vol.14, No.4(19650430) pp. 261-262

参考文献

関連項目

外部リンク



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