ContextUtil クラス
アセンブリ: System.EnterpriseServices (system.enterpriseservices.dll 内)


COM+ コンテキスト情報を取得する場合は ContextUtil クラスを使用することをお勧めします。このクラスのメンバはすべて static (Visual Basic では shared) であるため、メンバを使用する前にこのクラスをインスタンス化する必要はありません。

ContextUtil を使用してトランザクション ServicedComponent を作成する方法を次のコード例に示します。
<Transaction()> _ Public Class TransactionalComponent Inherits ServicedComponent Public Sub TransactionalMethod(ByVal data As String) ContextUtil.DeactivateOnReturn = True ContextUtil.MyTransactionVote = TransactionVote.Abort ' Do work with data. Return if any errors occur. ' Vote to commit. If any errors occur, this code will not execute. ContextUtil.MyTransactionVote = TransactionVote.Commit End Sub 'TransactionalMethod End Class 'TransactionalComponent
[Transaction] public class TransactionalComponent : ServicedComponent { public void TransactionalMethod (string data) { ContextUtil.DeactivateOnReturn = true; ContextUtil.MyTransactionVote = TransactionVote.Abort; // Do work with data. Return if any errors occur. // Vote to commit. If any errors occur, this code will not execute. ContextUtil.MyTransactionVote = TransactionVote.Commit; } }
[assembly:System::Reflection::AssemblyKeyFile("Transaction.snk")]; [Transaction] public ref class TransactionalComponent: public ServicedComponent { public: void TransactionalMethod( String^ data ) { ContextUtil::DeactivateOnReturn = true; ContextUtil::MyTransactionVote = TransactionVote::Abort; // do work with data ContextUtil::MyTransactionVote = TransactionVote::Commit; } };
/** @attribute Transaction() */ public class TransactionalComponent extends ServicedComponent { public void TransactionalMethod(String data) { ContextUtil.set_DeactivateOnReturn(true); ContextUtil.set_MyTransactionVote(TransactionVote.Abort); // Do work with data. Return if any errors occur. // Vote to commit. If any errors occur, this code will not execute. ContextUtil.set_MyTransactionVote(TransactionVote.Commit); } //TransactionalMethod } //TransactionalComponent

System.EnterpriseServices.ContextUtil


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


ContextUtil プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | ActivityId | コンポーネントが格納されているアクティビティを表す GUID を取得します。 |
![]() | ApplicationId | 現在のアプリケーションの GUID を取得します。 |
![]() | ApplicationInstanceId | 現在のアプリケーション インスタンスの GUID を取得します。 |
![]() | ContextId | 現在のコンテキストの GUID を取得します。 |
![]() | DeactivateOnReturn | COM+ コンテキストの done ビットを取得または設定します。 |
![]() | IsInTransaction | 現在のコンテキストがトランザクション コンテキストかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | IsSecurityEnabled | 現在のコンテキストでロール ベースのセキュリティがアクティブかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | MyTransactionVote | COM+ コンテキストの consistent ビットを取得または設定します。 |
![]() | PartitionId | 現在のパーティションの GUID を取得します。 |
![]() | SystemTransaction | 現在のトランザクション コンテキストを取得します。 |
![]() | Transaction | 現在の COM+ DTC トランザクションを説明するオブジェクトを取得します。 |
![]() | TransactionId | 現在の COM+ DTC トランザクションの GUID を取得します。 |

ContextUtil メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | DisableCommit | COM+ コンテキストの consistent ビットと done ビットを false に設定します。 |
![]() | EnableCommit | COM+ コンテキストの consistent ビットを true、done ビットを false に設定します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetNamedProperty | COM+ コンテキストから名前付きプロパティを返します。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | IsCallerInRole | 指定されたロール内に呼び出し元があるかどうかを確認します。 |
![]() | IsDefaultContext | サービス コンポーネントが既定のコンテキストでアクティブ化されるかどうかを決定します。COM+ カタログ情報を持たないサービス コンポーネントは、既定のコンテキストでアクティブ化されます。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | SetAbort | COM+ コンテキストの consistent ビットを false、done ビットを true に設定します。 |
![]() | SetComplete | COM+ コンテキストの consistent ビットと done ビットを true に設定します。 |
![]() | SetNamedProperty | COM+ コンテキストの名前付きプロパティを設定します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

ContextUtil メンバ
COM+ オブジェクト コンテキストについての情報を取得します。このクラスは継承できません。
ContextUtil データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | ActivityId | コンポーネントが格納されているアクティビティを表す GUID を取得します。 |
![]() | ApplicationId | 現在のアプリケーションの GUID を取得します。 |
![]() | ApplicationInstanceId | 現在のアプリケーション インスタンスの GUID を取得します。 |
![]() | ContextId | 現在のコンテキストの GUID を取得します。 |
![]() | DeactivateOnReturn | COM+ コンテキストの done ビットを取得または設定します。 |
![]() | IsInTransaction | 現在のコンテキストがトランザクション コンテキストかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | IsSecurityEnabled | 現在のコンテキストでロール ベースのセキュリティがアクティブかどうかを示す値を取得します。 |
![]() | MyTransactionVote | COM+ コンテキストの consistent ビットを取得または設定します。 |
![]() | PartitionId | 現在のパーティションの GUID を取得します。 |
![]() | SystemTransaction | 現在のトランザクション コンテキストを取得します。 |
![]() | Transaction | 現在の COM+ DTC トランザクションを説明するオブジェクトを取得します。 |
![]() | TransactionId | 現在の COM+ DTC トランザクションの GUID を取得します。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | DisableCommit | COM+ コンテキストの consistent ビットと done ビットを false に設定します。 |
![]() | EnableCommit | COM+ コンテキストの consistent ビットを true、done ビットを false に設定します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetNamedProperty | COM+ コンテキストから名前付きプロパティを返します。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | IsCallerInRole | 指定されたロール内に呼び出し元があるかどうかを確認します。 |
![]() | IsDefaultContext | サービス コンポーネントが既定のコンテキストでアクティブ化されるかどうかを決定します。COM+ カタログ情報を持たないサービス コンポーネントは、既定のコンテキストでアクティブ化されます。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | SetAbort | COM+ コンテキストの consistent ビットを false、done ビットを true に設定します。 |
![]() | SetComplete | COM+ コンテキストの consistent ビットと done ビットを true に設定します。 |
![]() | SetNamedProperty | COM+ コンテキストの名前付きプロパティを設定します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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