CF-345 ブラックフライ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 16:44 UTC 版)
「メタルブラック」の記事における「CF-345 ブラックフライ」の解説
プロジェクト・メタルブラックで開発された戦闘機。形式番号についている“CF”は「Copy Fighter」の頭文字で、ネメシスの技術をコピーして開発されたことを意味する。機体名称の「ブラックフライ」はクロバエの意。また、プロトタイプである「CF-345TD」(自機)と量産型である「CF-345IS」の二種のサブタイプが存在するが、両機に顕著な違いはない。 機体のほとんどをカバーで覆われた重粒子砲の砲身とむき出しのプラズマ発生器が占め、その根元にコクピット、後部には巨大な2基の推進システムを搭載し、後は申し訳程度のカウリングが装備されているのみという特異な機体形状を持つ。宇宙空間を漂う「NEWALONE」と水素陽子を超電導コイル内に送り込む擬似対消滅炉を動力源としており、疑似対消滅炉内部で発生するパイオンの崩壊過程においてプラズマ化を経て生じるミューオンを推進システムに利用している。そのため、「NEWALONE」が存在する限り航続距離の限界は無く、戦闘を継続する事が可能である。 主要武器はネメシスの技術を応用した「NEWALONE」を用いる重粒子砲1門で、超電導コイルからガンマ線障壁で回収された熱源をエネルギー源として、ネメシスが生じさせた隕石群によってもたらされた宇宙空間の重金属粒子を弾体として用いるもの。取り込んだ「NEWALONE」を解放する事で高威力のビームを放つことができる。および金属波識別追尾方式の小型誘導ミサイル「SAAM-90 ピラニア」を最大で112発搭載する。 他にオプションとして、近接防御用に連射可能な20mm化学レーザー砲1門やサイドワインダーミサイルを装備しているほか、自己修復用のマイクロメカ「ワーム」を装備している。また、機体下部に大気圏離脱用のブースターユニットを装備する事も可能。 当初の計画では本機2万機と、計画止まりであったダイダロス級輸送船を改設計した専用の戦闘機母艦100隻が製造されて対ネメシス戦に投入される予定だったが、政府とネメシスとの間での停戦和平協定締結によってプロジェクトそのものが凍結され、製造された2機のブラックフライも封印を余儀なくされる。しかし、ニューライトパターソン空軍基地地下30階の格納庫に封印されていた1機がジョン・フォードに奪取され、ネメシスに目掛けて飛び立つ。 スペック 全長:24.02 m(ブースター装備時:32.06 m) 全幅:15.29 m 全高:3.62 m 総重量:45,160 kg 武装: IRG-00重粒子砲 × 1基 20mm化学レーザー砲 × 1基 SAAM-90E ピラニア × 55 - 112発 サイドワインダーCHIKITA877 × 8発 装備: MRB-505大気圏離脱用ブースター(推力:1,200 t) W040シリーズ ワーム(全長:0.05 - 0.0001 mm) 乗員:1名
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