CCCによる運営の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 22:52 UTC 版)
「海老名市立図書館」の記事における「CCCによる運営の問題」の解説
海老名市図書館の改装開館の数か月前から、CCCが運営している武雄市図書館・歴史資料館において中古図書や、地元から遠く離れた地方のグルメ本が購入されていると話題になった。当時の海老名市教育委員会委員長はこの件について、開館に際し新規購入する9千冊程度の図書は、内容が適切なものであるかどうか精査するとコメントした。開館の2日前にあたる9月30日には、精査を完了したという報道がなされた。 しかし、改装オープン直後の2015年10月、新規購入した書籍の中に『タイバンコク夜遊び地図』等タイの風俗店ガイドブック3冊が含まれていたことが外部からの指摘で判明した。海老名市教育委員会は10月5日にこれらの本の貸出を中止することを決め、CCCに中止を命じた。 また、これとは別に蔵書検索の不具合を指摘する声が上がった。日本の公共図書館の多くは日本十進分類法を使用しているが、海老名市立図書館では独自の分類を採用している。たとえば、三島由紀夫の小説『金閣寺』が国内旅行、東野圭吾の小説『手紙』が手紙の書き方、旧約聖書の『出エジプト記』が海外旅行、漢詩やイザベラ・バードの『中国奥地紀行』が日本の中国地方となっており、一部は批判を受けて後に修正している。書名だけで機械的に分類したものとみられている。 2015年10月下旬、TRCがCCCとの協力関係解消を検討していると報じられたが、海老名市立図書館に関しては2019年3月の契約満了までCCCとTRCの共同企業体で運営を続けることが市長の定例記者会見で発表された。 2015年12月24日から図書館サイトにて掲載したイベント情報「新春 お正月むかし遊び」にて、他サイトからの写真・文章の盗用が発覚、写真はクレジット表記を消した上で流用していた。その後、削除され図書館サイトに謝罪文が公開された。
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