BTシリーズとは? わかりやすく解説

BTシリーズ (RIM-2C/D)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:50 UTC 版)

テリアミサイル」の記事における「BTシリーズ (RIM-2C/D)」の解説

ロット6からは、1950年5月新し運用要求事項基づいて開発されテリアII移行した空気力学的特性1951年初頭決定され当初1952年初頭より試射開始する予定だったが、設計改訂伴って先送りされた。これらは、将来的電波ホーミング誘導システム組み込む余地確保するためもあり、弾体直径は13.5インチから15.0インチに、またブースター径も16.5インチから21.0インチ大型化されるとともにテリアIでは弾体中部の翼面はピッチヨー尾部の翼面はロール制御用いられていたのに対して、これらの操舵機能尾部の翼面に集中させていた。 この設計改訂過程で、弾体中部の翼面を省いてストレーキのみとする案が浮上し1954年10月より、翼面をもつものともたないものの双方試験発射開始された。1954年には、新し試験飛行体であるSTV-5が開発され1955年11月初飛行成功させたが、こちらも翼面をもつものともたないものの双方試験供された。翼面を持たないほうが安定性操縦性および艦上での取り回しいずれも優れていたが、レドーム設計のみが難点であった1956年1月には、APLコンベア社により、後者のみを調達するよう提案され海軍はこれを直ち受諾した1957年にはレドーム設計問題解決され量産への障害はほぼ解消された。1958年中盤には、テリアBT量産試作開始され、これによって生産され30発のミサイル12月海軍引き渡された。そして1959年初頭より量産開始された。新型ロケット・モーター採用によって、速度マッハ3向上し射程延伸した。 これらのテリアBT-3はSAM-N-7dとして制式化され、命名法変更後はRIM-2Cと称された。またRIM-2Dとして制式化されたテリアBT-3Aは、さらに改良されロケット・モーター使用することで、射程をほぼ倍増させている(37 km)ほか、対水上攻撃モード備えた。なお、RIM-2Dには、テリア・ミサイルとして唯一の核弾頭搭載型が存在しており、BT-3Aは核出力1キロトンのW45-0弾頭搭載した

※この「BTシリーズ (RIM-2C/D)」の解説は、「テリアミサイル」の解説の一部です。
「BTシリーズ (RIM-2C/D)」を含む「テリアミサイル」の記事については、「テリアミサイル」の概要を参照ください。

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