ビー さいぼう -さいばう [3] 【 B 細胞】
B 細胞(さいぼう)
B細胞
英訳・(英)同義/類義語:B cell, beta cell, B lymphocyte, Lymphocyte
免疫応答に関与するリンパ球で、抗原の刺激に応答して抗体産生を行う。骨髄(Bone marrow)で作られるため、B細胞とよばれる。リンパ球にはB細胞のほかに、胸腺(Thymus)で作られ、細胞性免疫に働くT細胞がある。
リンパ球
B細胞 ( B cell )
B細胞
【概要】 Bリンパ球ともいう。免疫グロブリン(つまり抗体)を作る細胞の仲間。ヘルパーT細胞からの情報をもとに、その異物特有の抗体(=逮捕状)を作るリンパ球。またその情報を記憶しておき、次に同じものが入ってきた時に速やかに対処する(=メモリーB細胞)。細胞表面にはCD19、CD20という蛋白のしるしを持っている。
【詳しく】 実際には血中にいるB細胞は若者である。骨髄や脾臓に移り住んで生長して抗体を作る形質細胞になる。エイズ患者で好発する悪性リンパ腫はB細胞が起源になるものが多い。これは発ガン性ウイルスの一つであるEBウイルスがB細胞に好んで感染し、居座ったのが最初のステップ。治療にCD19に対するモノクローナル抗体、リツキシマブが利用できる。

B細胞
(B cell から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/24 01:49 UTC 版)
B細胞(ビーさいぼう、英: B cell、B lymphocyte)はリンパ球の一種である。
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- ^ “抗原の情報はどうやってT細胞からB細胞へ伝わるの?”. 2014年12月16日閲覧。
- ^ Parham, Peter 『エッセンシャル免疫学』、笹月健彦 メディカル・サイエンス・インターナショナル、2007年。
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