592系200番台とは? わかりやすく解説

592系200番台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/31 07:41 UTC 版)

レンフェ592系気動車」の記事における「592系200番台」の解説

592系200番台は、592系0番台改造した車両である。初期改造され車両鉄道愛好者俗語でAtomicoと呼ばれその後改造され車両Superman呼ばれる。この番台誕生経緯は、1989年ごろレンフェが、一等席や小型カフェテリア設置歯車比変更による営業速度140km/hへの対応等を含む、列車全体水準向上させる更新工事計画したことから始まる。番台区分トップナンバーの試作車は、幹線運用向けに高速走行を可能とした設計改造された。しかし同車1991年マドリード - クエンカ - バレンシア間の幹線走行中に途中のベンタミナ付近火災見舞われ動力車1両と付随車1両がほとんど焼けてしまった。この教訓より、レンフェ車体更新着手することを決めさまざまな観点従来車両とは違った外観を持つ車両として、この試作車1993年都市間列車用の動力車2両の編成復旧された。この編成屋根からは名物である「こぶ」がなくなり車体全体流線型デザインとなった。これ以降改造され592系200番台となった車両には次のような特徴がある。 客室仕切り壁をガラス製に交換し空間広がり明るさ感じさせるものとした。 座席にはクッション追加され人間工学的により優れた設計とした。 カーテンブラインド変更した外観更新は、動力車前頭部分重点的に行われた前面行先表示器設置されたほか、塗装地域運用向けにあわせて変更されたが、屋根には「こぶ」が残っている。動力部分MAN 3256 BTXUEエンジン×4基からより高い出力許容するMAN D2866 LUEシリーズエンジンに換装された。加えて出力増強に伴い最高速度従来の120km/hから140km/hに向上するためにフォイト液体変速機交換されブレーキも純空気ブレーキから電磁弁使用したものに改められた。現在、これら592系200番台はスペイン各地方中距離列車運用されている。

※この「592系200番台」の解説は、「レンフェ592系気動車」の解説の一部です。
「592系200番台」を含む「レンフェ592系気動車」の記事については、「レンフェ592系気動車」の概要を参照ください。

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