5大システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 16:15 UTC 版)
本作の新システムのうち、特に次に挙げる5つはさくまが打ち出したもので「5大システム」と呼ばれる。 タクティカル・ウェザー・バトル 本作の戦闘シーンでは「天気」の概念が存在する。フィールドで敵との戦闘に入るたびに一定の確率で天気が決定され、それぞれキャラクターに特殊な効果を及ぼす。天気の種類は、日照り・日本晴・晴れ・雨・雷雨・雪・時化の7種類。北国では雪が降りやすく日照りが起こらない、南国の場合はその逆であるなど地域によって確率は変動する。時化は海上でのみ発生する天気である。 キャラクターごとに得意な天気・苦手な天気が設定されており、得意な天気ではステータスが増加する・体力が自然回復する・術を使用した時の消費技数が少なくなるなどのメリットが得られる。反対に苦手な天気の場合、体力が自然に減る・術の消費技数が増えるなどのマイナス効果が発生する。キャラクターによっては全く動けなくなってしまったり戦闘から逃げ出してしまうこともあり、大きなデメリットとなってしまう。また、雷雨時に稲妻の術を使うと威力が上がるなど術の威力にも影響がある。 天気はあるアイテムや術を使って変えることが可能で、うまく操作できれば強敵と相対する際に有利に戦える。カエル系の敵は雨が降ると一部ステータスが2倍になるなど、敵の中にも天気によって強さが変わるものがいる。 フィールド以外の場所では天気の概念はなく、どのキャラクターでも通常の性能で戦闘が行われる。ただし、一部の敵キャラクターはダンジョン内に限りステータスが強化されることがある。 アクティブ・ウォーキング 村などの敵の出現しない場所やフィールドマップでは、仲間キャラクターがそれぞれ自由に歩き回る。画面全体をせわしなく縦横する(キジ)、ほとんど動かない(寝太郎)、コマ送りのようにカクカクしながら歩く(はらだし)などキャラクターごとに独特の動き方の癖が設定されている。 ヴァリアブル・メッセージ 本作には桃太郎を含め総勢19人の仲間キャラクターが登場し、ストーリー上重要な場面や強敵との戦闘では、連れているキャラクターがそれぞれ固有のセリフを喋る。そのセリフの量は、当時のスーパーファミコンのRPGとしては異例の多さである。 ベベルビュウ・マップ フィールドマップはスーパーファミコンの拡大縮小機能を活用した美麗な斜め上からの見下ろし視点で表示される。 スーパーインポーズ 戦闘画面ではメッセージウインドウが存在せず、文字は背景に直接字幕で表示される(ON/OFFの切り替え可能)。
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