2022年ロシアのウクライナ侵攻に関する発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 14:35 UTC 版)
「ガルリ・カスパロフ」の記事における「2022年ロシアのウクライナ侵攻に関する発言」の解説
カスパロフは、2015年の著書「Winter Is Coming」でロシアのウクライナ侵攻を予測し、警告していた。 「ウクライナ戦争は遠い国の出来事であり、世界の不安定化を引き起こすことはないと言う人々は、プーチンの明確な警告を無視している。彼が発表した『ルースキー・ミール』の構想が、ウクライナ東部への侵攻で終わるとは思えないが、これが始まりに過ぎないと確信する理由は十分にある。もしプーチンが勝利から勝利へと進み、国内で反対勢力を排除し、国外で領土と影響力を握ることができれば、全面戦争のリスクは劇的に高まる。アドルフ・ヒトラーが1939年にポーランドを攻撃したのは、連合国がチェコスロバキアの防衛に立ち上がったからではなく、まさにそうしなかったからだ」 2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻するとこのようにコメントした。 「2014年にプーチンがクリミア併合をした後、西側諸国はロシアと貿易を行ってきた。腐敗した取引でプーチンやその友人が儲けた金が、今日、民間人を虐殺するための軍隊となったのだ。今度はあなたがウクライナを助け、あなたが作ったモンスターに反撃してください」「プーチンは、自由世界から餌を与えられた蛇だ。今また、彼は悪と戦争から手を引くことはないと証明している。経済制裁で止めるしかないでしょう。ウクライナの勝利」 同年5月5日、イベントで訪れたブカレストでルーマニア・テレビのインタビューに答えた。ウクライナ情勢に責任がある世界の指導者としてバラク・オバマ元米大統領とアンゲラ・メルケル元ドイツ首相の名を挙げた。オバマ元大統領については、2012年の大統領選挙討論会でミット・ロムニーが「ロシアは地政学的な敵である」と言ったのを「これは過去に任せなさい、もう冷戦ではない、カレンダーもチェックしなさい、我々は『80年代』にはいない」と笑い、以来、多くの元首相・外相・ビジネスリーダー・個人が、プーチンが戦争犯罪者であった事実を無視してビジネスをしたとしている。メルケル元首相については、ヨーロッパをロシアのガスに依存させることを助けるためにあらゆることを行い、ヨーロッパが他の供給源を見つけることを妨げた責任であるという。
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