2022年ロシアのウクライナ侵攻における聖堂の焼失
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 20:06 UTC 版)
「聖ヘオルヒー教会 (ザヴォリチ)」の記事における「2022年ロシアのウクライナ侵攻における聖堂の焼失」の解説
2022年2月24日にロシアがウクライナの国境を越え侵攻が始まると、ロシアはウクライナ北方からキーウへ南行を始めた。進路に位置するザヴォリチ村にもロシア軍が到達し、同年3月7日に聖ヘオルヒー教会はロシア軍占領者からの砲撃によって破壊された。複数の信者の証言によると、ロシア軍は複数の住居に砲撃を加えていたが、教会に対しては特に塔のドーム部分に照準を定めて砲撃をした。また教会を囲むフェンスに向けて機関銃で銃撃を加えた。この教会への砲撃によって死傷者は出なかったが、聖ヘオルヒー教会の教会堂は砲撃から発生した火災で全焼した。 ウクライナ侵攻が始まった2月24日にロシア国営テレビチャンネルで放映された、ウラジーミル・プーチン大統領の「特別軍事作戦の実施について」と題した演説において、プーチン大統領は「特別軍事作戦」を正当化する理由の一つが、ウクライナにおいてウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)が迫害されていることを挙げていた。 3月8日の時点で聖ヘオルヒー教会が所属するボルィースピリ教区だけでも3つのモスクワ総主教庁系教会がロシア軍によって破壊されていた。
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