2020-21シーズン 数々の記録更新。そして無念のプレイオフ不出場
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「ステフィン・カリー」の記事における「2020-21シーズン 数々の記録更新。そして無念のプレイオフ不出場」の解説
怪我から復帰し、エースとしてチームを牽引。2021年1月3日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリアハイの62得点を記録し、ウェスタン・カンファレンスの週間MVPに選ばれた。同24日のユタ・ジャズ戦で5本の3ポイントシュートを決め、通算2562本としてレジー・ミラーを抜き歴代2位に浮上した。 4月13日本拠地サンフランシスコでのデンバー・ナゲッツ戦で53得点を挙げ、通算1万7818得点として球団新記録を樹立した。ウィルト・チェンバレンの1万7783点を抜いた。カリーは4月26日のサクラメント・キングスとの試合で合計85本の3ポイントシュートを記録。これは2019年11月にジェームズ・ハーデンが記録した82本を上回り、月間3ポイントシュート成功数で史上最多となる大記録だ。そして、4月28日の対ダラス・マーベリックス戦で5本、4月30日の対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦で6本スリーを決め、月間3ポイントシュート成功数の記録を伸ばした。結果的には月間で96本のスリーを沈め、4月の月間最優秀選手に選ばれた。2017-18シーズン以来、通算8度目の選出となったカリーは、4月に出場した15試合でリーグ最多の平均37.3得点(フィールドゴール成功率51.8%、3ポイントショット成功率46.6%、フリースロー成功率90.8%)、6.1リバウンド、4.6アシストを記録。月間最多の206本中96本の3Pを成功させたほか、1か月間で平均35得点かつ“50-40-90クラブ”(FG成功率50%以上、3P成功率40%以上、FT成功率90%以上)を記録したNBA史上初の選手となった。 4月7日にコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が持っていた33歳以上の選手の連続30得点試合の数(10試合でNBA記録)を更新して11試合連続となり、コービーの記録を破った。2012年12月のコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)以来約9年ぶり、 ウォリアーズの歴史上でもウィルト・チェンバレン元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)以来、史上2人目の快挙となった。カリーはこのシーズン1試合で10本以上スリーを決めた試合が他のどのシーズンよりも多く、その数は7試合。他のスリーポイントを得意とする選手たちでさえキャリアで6試合以上決めたことがない(カリーの相棒クレイ・トンプソンは5回、ダミアン・リラード、ジェームズ・ハーデン、J・R・スミスは3回)ことから、カリーの凄さが伝わってくる。ちなみにカリーはキャリアで10本以上スリーを決めた試合が22試合である。 ウォリアーズはレギュラーシーズン8位で終わったが、新しく導入されたプレーイン・トーナメントでレギュラーシーズン9位で終わったメンフィス・グリズリーズと対戦しオーバータイムにまでもつれ、カリー自身は39得点と孤軍奮闘したが後一歩及ばすプレイオフには出場出来なかった。2020-21シーズン平均32.0得点、5.5リバウンド、5.8アシスト、5.3本のスリー成功数を残し、この成功数は満場一致MVPを取っ2015-2016シーズンより多い本数だった。得点王を受賞しオールNBAファーストチームに選出されシーズンMVP筆頭候補と言われていたが、チーム成績が悪くシーズンMVP投票3位となった。 カリーは「今シーズンは過密日程だったし健康安全プロトコルもあり、自分がキャリアのどの位置にいるかも考えると、オフシーズンは大切にしたいと思った。ラスベガスに行ってプレーするすべての選手を尊敬するし、彼らの成功と金メダル獲得を願っているよ」と述べ、2021年に開催されるオリンピックを辞退した。 この年のオフにウォリアーズと4年2億1500万ドルの延長契約を結んだ。
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