2015年「アベ政治を許さない」とは? わかりやすく解説

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2015年「アベ政治を許さない」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:28 UTC 版)

新語・流行語大賞」の記事における「2015年「アベ政治を許さない」」の解説

2015年度新語・流行語大賞では、ノミネートされ50語中15語が政権与党批判言葉占められていた。その中でも「自民党、感じ悪いよね」「とりま、廃案」「戦争法案」「アベ政治を許さない」「早く質問しろよ」「I am not ABE」「SEALDs」「国民の理解が深まっていない」などの政治用語について、ネット上からは「流行」という位置づけにふさわしいのか疑問をもつ声や、政治色への強い傾向指摘する声が相次いだ大賞事務局にも「政治関連が多い」などの意見が約10寄せられたという。 トップテンには、選考委員長である鳥越俊太郎自身参加した安保反対運動から生まれたスローガンである「アベ政治を許さない」が選定された。鳥越選定理由について、「新語・流行語大賞日本社会現実を映す鏡。日本社会トップ10の中から見えてくる。選考委員は、歪みのない現実を映す鏡を作ったつもりだ」と説明した。その一方で「『アベ政治を許さない!』国民一斉行動デー」と題した平和安全法制抗議運動呼びかけ一人であり、賞を主催している『現代用語の基礎知識2016』のインタビュー記事中でも運動の経緯などを説明しつつ、安倍政権の対応を批判しており、賞を私物化しているという指摘政治批判意識した言葉選んだのではという疑念抱かせる一因となった選考委員務めやくみつる選評文で「そりゃ選考委員それぞれには、日頃政治的スタンスというものがある。しかし、流行語選考はそれに立脚したものではない」と賞の私有化否定した上で、「(選ばれ言葉が)己れ(原文のまま)の意にそぐわぬからといって、それに目クジラ立てているようじゃあ、自由主義国家の名が廃る。『アベ政治を許さない』にしたって解釈変えれば『アベ政治ゆるしてやってもよくね?』ともとれる。それくらい遊び心がなくてどうするよ」と反論。他にも新語・流行語大賞世間認識について、話題になることは期待しつつも、「それが転じて、これはけしからん、あれはけしからん主催者側おっしゃる方がいると伺いましたそういうのはややもすると圧力になったり、狂気にもなりかねない世知辛い世の中です。皆さんの中でわいわいやっていただく分には結構なんですが、直接持ってこないでねと申し上げたい」 と呼びかけた。 なお、選考委による「アベ政治を許さない」の紹介コメントでは、「このフレーズは、要求ではない、追求でもないつぶやきだ。強要しないつぶやきが、これまでのイデオロギー対立では現れてこない層に共有された」と紹介され表彰式登場した安保運動の中心人物である澤地久枝は「『アベ政治を許さない』(に関する活動)を毎月3日にやる。皆さんご参加ください」などと報道陣向かって呼びかけた。産経新聞は、“身内びいき”“自画自賛”と受け止められかねない受賞結果になった評したちなみに2016年リクルートR25が行った新語・流行語大賞に関する調査で、全国2030代221人を対象に、過去5年2011年〜2016年)にトップテン選ばれ50語のうち「あまりピンとこない言葉は何かを尋ねたところ、『アベ政治を許さない』が2位ランクインした。また、独自の政治的信条を語ることもある太田光爆笑問題)が、ノミネート内容発表された日にラジオ放送行っていた際、「安倍さん関連が多すぎるんだよ、安保関連とか。『早く質問しろよ』なんて別に流行語にしなくていい」とコメント し苦言呈した

※この「2015年「アベ政治を許さない」」の解説は、「新語・流行語大賞」の解説の一部です。
「2015年「アベ政治を許さない」」を含む「新語・流行語大賞」の記事については、「新語・流行語大賞」の概要を参照ください。

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