2010年7月-10月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 09:42 UTC 版)
「2010年欧州ソブリン危機」の記事における「2010年7月-10月」の解説
7月1日ECBの1年物オペ4420億ユーロが満期を迎える。[要出典] 日経平均株価が9191.60円となり、年初来安値を更新。[要出典] NYで円相場が前年12月以来7ヶ月ぶりとなる86.98を付ける。 7月2日EUの発表による欧州全体の失業率は10.0%、スペインは19.9%[要出典] ダウ平均株価が前年10月5日以来、約9カ月ぶりの安値となる9686.48ドルに下落。 7月8日 - フィナンシャル・タイムズの報道によれば、National Bank of Greece(ギリシャ)、Postbank(ドイツ)、bar Alpha Bank(ギリシャ)、Monte dei Paschi(イタリア)が特に多額の資本注入が必要という。 7月11日 - 国際決済銀行(BIS)が6月28日に発行した年次報告書の脚注とその後の電子メールから、欧州のある匿名の民間銀行(あるいは中央銀行)が346トンの金を担保にBISから140億ドルの融資(SDRスワップ)を受けたことが明らかになった。融資期間は1年以内で返済できない場合金は市場で売却される可能性があり金相場は弱含みになった。焦点とみられる各国中央銀行の金保有高はギリシャ112.2、スペイン281.6、ポルトガル382.5トンであり思惑を呼んでいる。資金ベースでは外国為替市場に占める規模は限定的であるが金流通にとっては世界の年間生産量の約20%に相当する。[要出典] 7月13日 - ムーディーズは、ポルトガルの格付けを「AA2」から「A1」に2ノッチ引き下げ、見通しを「安定的」とした。 7月14日 - スペイン中央銀行によれば、同国銀行のECBからの借り入れが、6月は1263億€と、5月の856.2億€から48%急増し、1999年以降最大になった。 7月16日 - EU関係筋がストレステストの基準案を明らかにした。第1にコアTier 1(狭義の自己資本比率)を6%とする。ソブリンリスク(外国投資の危険度)へのエクスポージャー(負債)を第2とした。成長率の想定は甘いが、国債価格を5月下旬より下げる[要検証 – ノート]。 7月19日 - ムーディーズはアイルランドの格付けを「Aa1」から「Aa2」へ1ノッチ下げる。見通しは安定的。アイルランドの赤字は14%と欧州最大級[要検証 – ノート]。 7月23日 - 欧州銀行監督委員会(CEBS)にるストレステスト(91行)の結果公表。[要出典]
※この「2010年7月-10月」の解説は、「2010年欧州ソブリン危機」の解説の一部です。
「2010年7月-10月」を含む「2010年欧州ソブリン危機」の記事については、「2010年欧州ソブリン危機」の概要を参照ください。
- 2010年7月-10月のページへのリンク