2006年版のジュネーブ宣言全文とは? わかりやすく解説

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2006年版のジュネーブ宣言全文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 20:23 UTC 版)

ジュネーブ宣言」の記事における「2006年版のジュネーブ宣言全文」の解説

2006年版ジュネーブ宣言主だった内容は、 全生涯人道のために捧げる 人道的立場のっとり、医を実践する。(道徳的良識配慮人命最大限尊重する。(人命尊重患者の健康を第一に考慮する患者秘密厳守する。(守秘義務患者に対して差別偏見をしない。(患者の非差別) といったことが定められている。初版にあった受胎後の生命尊重冠する記載は、現在の版では削除されている。まだ、ターミナルケアなどの概念ができる前の規定なのでQOLといった概念登場していない。多くの国で国家資格である医師の届出義務をみるとこういった考え方生かされていることがうかがえる例えば、麻薬中毒患者が来たとしても医師にそれを警察届出する義務全くない麻薬を手にしている犯罪者であっても治療を行うという姿勢あらわれである。 以下に、2006年5月、ディボンヌ・レ・バンにおける第173理事会編集修正された版の直訳を示す。 医療専門職一員としての任を得るにあたり、 私は、人類への貢献に自らの人生捧げることを厳粛に誓う。 私は、私の恩師たちへ、彼らが当然受けるべき尊敬感謝の念捧げる。 私は、良心尊厳をもって、自らの職務実践する。 私の患者の健康を、私の第一関心事項とする。 私は、たとえ患者亡くなった後であろうと、信頼され打ち明けられ秘密尊重する。 私は、全身全霊をかけて、医療専門職の名誉と高貴な伝統堅持する。 私の同僚たちを、私の兄弟姉妹とする。 私は、年齢疾患障害信条民族的起源性別国籍所属政治団体人種性的指向社会的地位、その他いかなる他の要因斟酌であっても、私の職務と私の患者との間に干渉することを許さない。 私は、人命最大限尊重し続ける。 私は、たとえ脅迫の下であっても人権市民の自由侵害するために私の医学的知識使用しない。 私は、自由意思のもと私の名誉をかけて、厳粛にこれらのことを誓約する。 — 2006年版ジュネーブ宣言

※この「2006年版のジュネーブ宣言全文」の解説は、「ジュネーブ宣言」の解説の一部です。
「2006年版のジュネーブ宣言全文」を含む「ジュネーブ宣言」の記事については、「ジュネーブ宣言」の概要を参照ください。

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