20世紀の変化
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「ブリストル・テンプル・ミーズ駅」の記事における「20世紀の変化」の解説
1924年に貨物取扱所はそれぞれ575 フィート(約175 m)の長さの15本のプラットホームに改造された。広大な倉庫と地下室が貨物の保管用に提供されたが、この頃には既にキャノンズ・マーシュ (Canons Marsh) に新しい貨物取扱所が開設されていた。 1930年から1935年にかけて建築家P.E. カルバーハウス (P.E. Culverhouse) の指揮の下に、駅の直通ホームが東側に古い家畜市場の上に、また南側にキャトル・マーケット通りとエイヴォン川のニュー・カット水路 (New Cut) を越える新しい広い橋の上に拡張された。これによりさらに直通プラットホームに5線の乗り場を追加する余地ができたが、一方でトレインシェッドの真ん中の狭い島式ホームは撤去され、これによりメインの上りと下りのプラットホームは拡張され、また延長された。より柔軟に運行できるようにするために、テンプル・ミーズ駅に入ってくる全てのアプローチルートは複々線に拡張された。 この拡張工事の結果、それまで存在していた4つの手動式の信号扱所が3つの新しい動力式の信号扱所に置き換えられ、また腕木式信号機と機械式の転轍機が色灯式信号機と電動転轍機に置き換えられた。新しいブリストル・テンプル・ミーズ東信号扱所には3人の信号扱い手と1人の助手によって取り扱われる368本の転轍てこを備えており、グレート・ウェスタン鉄道で最大のものであった。他の2つの扱所はブリストル・テンプル・ミーズ西と、古いブリストル・アンド・エクセター鉄道の機関車工場を1934年に建て直したバース・ロード車庫 (Bristol Bath Road TMD) への出入りを制御するものである。 第二次世界大戦に際しては駅は爆撃を受け、きっぷ売り場の建物の上にある時計塔の木造の尖塔が1941年1月3日に破壊された。1960年にガス灯が蛍光灯に置き換えられた。 ブリストルで2番目の主要駅であるブリストル・パークウェイ駅は1972年に開業した。パークウェイ駅は高速道路M32に近いブリストル市街地の北の郊外に位置し、当初は長距離旅客のためのパークアンドライド施設として設計されていた。 1990年から1991年に掛けて、200万ポンドを掛けてトレインシェッドの改造が行われ、また700万ポンドを費やして地下道の改装や新しい小売施設の建設など駅の古い部分の修繕が行われた。1935年に建設された短い2本の島式プラットホームは1960年代から小荷物輸送にのみ使用されていたが、この修理の期間中一時的に旅客扱いを再開した。このホームは2001年に旅客扱いを完全に再開した。
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