20世紀の協約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/23 05:22 UTC 版)
詳細は「ラテラノ条約」および「ライヒスコンコルダート」を参照 さらに20世紀に入り、第一次世界大戦後に諸国家との間で結ばれた政教条約は広い内容を含む、いうなれば現代的な政教条約であるが、その主眼点は、教会が国家を承認し、その法の下に従うことと引き換えに、国家が教会の権利の保障と信徒および教会と学校などのカトリック施設の保護を約束するものである。もっとも有名なものはピウス11世とムッソリーニの間で結ばれ、バチカン市国を成立させたラテラノ条約(1929年)である。 また後の教皇ピウス12世が主席枢機卿として交渉に参加し、1933年にナチス・ドイツとの間で締結されたライヒスコンコルダートは、バチカンがナチズムを承認したか否かという論議を呼び起こした。
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