20世紀の小品文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 04:25 UTC 版)
周作人は文学革命時に文学理論家・批評家として活躍したが、1924年に週刊誌『語絲(中国語版)』が創刊するとその巻首に「生活の芸術」を寄せ、以後散文小品の名手として記憶されるようになった:187。翌1925年に53篇の小品を集めた『雨天の書』が出版された:187。 周作人らは口語による平易な文体で審美的な散文を書き、平淡な言葉に深刻な意味を含ませた:211。小品とはスケッチ(素描文(英語版))に相当するが、周作人は『雨天の書』の1篇「日記と尺牘」で明末小品について論じ、散文の源流を明末に求めている:210-212。 1920年代から1930年代にかけて林語堂や周作人らによって明末の小品が再評価され、散文小品が中国文壇に流行した:211。
※この「20世紀の小品文」の解説は、「小品文」の解説の一部です。
「20世紀の小品文」を含む「小品文」の記事については、「小品文」の概要を参照ください。
- 20世紀の小品文のページへのリンク