スケートとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > スポーツ > 競技 > スケート > スケートの意味・解説 

スケート【skate】

読み方:すけーと

氷上滑走するための用具。靴の底に金属製ブレード(板)を取り付けたもので、スピードスケート用フィギュアスケート用アイスホッケー用3種がある。アイススケート

氷上1用いて行うスポーツ。《 冬》

ローラースケート」に同じ。

「スケート」に似た言葉

スケート

作者アルフォンス・アレー

収載図書悪戯の愉しみ
出版社福武書店
刊行年月1987.1
シリーズ名福武文庫


スケート

作者アルフォンス・アレ

収載図書悪戯の愉しみ
出版社みすず書房
刊行年月2005.3
シリーズ名大人の本棚


スケート

名前 Skate

スケート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/28 20:15 UTC 版)

アイススケート

アイススケート: ice skating、単にスケートとも) は、を張った面(スケートリンク)の上を、刃のついた靴(スケート靴: ice skate)で刃の先を氷に当てて滑るスポーツ[1]スキーと並ぶ代表的なウィンタースポーツである。

スケート靴の摩擦抵抗の低さと、体中心から外側に向けて蹴りだす力により、平地で使用する体力が少なくとも高速で滑走する事が出来る。超高速度滑走やスピンやジャンプなど競技類はそれなりの筋力を使用する。

スケートの起源

日本への伝来

日本において、最初にスケートをして見せたのは、江戸時代根室に来航したロシア帝国アダム・ラクスマンまたは同船したクルーである。1792年から翌年にかけて同地で越冬しているうちに氷結した海面を、鉄刃をつけた靴を履いて滑る様子が絵と文で『魯西亜』(刈谷市図書館所蔵)に記録されている。両脚だけでなく片脚でも氷上を速く移動したり回ったりできることを書き留めている。東京でスケートが実演されたのは、1872年2月、増上寺裏手の弁天池が最初らしく、虎ノ門の大和屋敷(現ホテルオークラの場所)に住む工部省測量司雇い外国人技師たちがこでスケートを楽しみ、大勢の日本人の目をさらったとある[2]。日本人に正式にスケートを教えたのは、1877年明治10年)に札幌農学校へ着任したアメリカ人教師ブルックスとされている[3]

滑る原理

氷上を滑るスケーター

氷上で滑る原理にはいくつかの説があるが、解明されていない。

圧力融解説
スケートの刃先と氷との接触面積が大変小さいために体重が集中して、高い圧力がかかって氷が融ける。1886年にジョン・ジョリー[注釈 1]が発表した[4]。スケート靴の刃で氷の上に立つと、体重によって刃先に強い圧力が掛かる。圧力が高いと氷の融点(=凝固点)が下がるため、刃先部分の氷がわずかに融け、刃先と氷の間に薄い水の層が発生する。これにより刃先と氷の間の摩擦力が極端に下がり、非常に滑りやすい状態となる。今日でもこの解説を用いられることがあるものの、Bowden、Hugbesの実験により人の体重程度では氷が融けるには不十分であると否定されている[5]
摩擦融解説
スケート靴を履いて氷の表面を滑ると、刃と氷との間に摩擦熱が発生し、その熱は接触面の氷をわずかに融かし、これが潤滑の役割を果たす。1939年にフランク・フィリップ・バウデン[注釈 2]らが発表した[6]

用具

主な用具は靴底に専用のブレードが付いたスケート靴で、スピードを競う競技ではヘルメットやネックガードを、アイスホッケーでは全身に防具を付ける。

スケートリンク

競技スケート

スピードスケート
スケートリンクを陸上競技のグランドのようにし、そこを周回する速さを競う。通常は一周400mのダブルトラックを交差区域で内外レーンを交換して滑走する。個人競技の他、複数名で行うリレーやパシュートなどがある。
ツアースケート,ノルディックスケート
凍っている湖に行って、スノープラウが準備した道を通るか自由に行く。リュックサック弁当を持参し、安全のためにパイクやisdubbar(糸で繋がる両方手で持つ小さい二つのパイクというスウェーデンの発明品)を持っていく。
フィギュアスケート
音楽に合わせて前後左右に自在に進む方向を操りながらリンクの表面に図形を描くかのように滑走することを基本として、さらにジャンプやスピンの美しさを競う。
アイスホッケー,バンディ
サッカーのようにパックと呼ばれる円盤状の球を相手チームのゴールに入れて得点を競う。バンディではプラスチックのボールを使用する。
エクストリーム・スポーツ
その他にはスノーボードクロスのスケート版といえるアイスクロスなども存在する。

スケートのショー

スケートリンクの上で出演者がスケート技術を披露して行われるショーは、アイスショーという。

スケートを題材にした作品

音楽

絵画

映画

注釈

  1. ^ : John Joly
  2. ^ : Frank Philip Bowden

出典

  1. ^ 『観戦必携/すぐわかる スポーツ用語辞典』(1998年1月20日発行、発行人・中山俊介)3頁
  2. ^ 『明治政府測量師長コリン・アレクサンダー・マクヴェイン、工部省建築営繕、測量、気象観測への貢献』文芸社、2022年4月、45頁。 
  3. ^ 【はじまりを歩く】スケート(根室市)230年前の氷上 滑った男とは『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」2020年12月12(6-7面)2021年1月27日閲覧
  4. ^ 田崎晴明 学習院大学理学部物理学教室 「スケートが滑る理由」について
  5. ^ 対馬勝年 単結晶氷の摩擦に関する研究 I : 鋼球と氷の(0001)面および(0110)面の摩擦に及ぼす荷重,速度,温度の効果ならびに摩擦機構としての凝着説/北海道大学低温科学研究所
  6. ^ 勝田敏彦「スケートなぜ滑る?」『朝日新聞』夕刊2006年2月28日6面

関連項目

外部リンク


スケート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 01:04 UTC 版)

ジョージア国のスポーツ」の記事における「スケート」の解説

2006年トリノオリンピック2010年バンクーバーオリンピック2014年ソチオリンピックジョージア代表となったフィギュア・スケートエレーネ・ゲデヴァニシヴィリ知られる

※この「スケート」の解説は、「ジョージア国のスポーツ」の解説の一部です。
「スケート」を含む「ジョージア国のスポーツ」の記事については、「ジョージア国のスポーツ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スケート」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

スケート

出典:『Wiktionary』 (2021/12/14 16:02 UTC 版)

語源

英語 skate からの借用語

発音

名詞

スケート

  1. 平状になっている氷面上を滑走するため、靴底ブレード呼ばれる長い金具をつけた履物スケート靴
  2. スケート靴用い平状になっている氷面上を、滑走するスポーツアイススケート
  3. ローラースケート別称

関連語

翻訳

動詞

活用


「スケート」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



スケートと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スケート」の関連用語

スケートのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スケートのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスケート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのジョージア国のスポーツ (改訂履歴)、スリップストリーム (改訂履歴)、筑波大学の人物一覧 (改訂履歴)、クレイジーハムスター (改訂履歴)、日本大学の人物一覧 (改訂履歴)、東日本大震災によるスポーツへの影響 (改訂履歴)、五色沼 (仙台市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのスケート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS