スケートをする人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 06:56 UTC 版)
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『スケートをする人々』(スケートをするひとびと、フランス語: Les Patineurs、ドイツ語: Der Schlittschuhläufer)作品183は、エミール・ワルトトイフェルが作曲したワルツ。『スケーターズ・ワルツ』という通称でも知られる。ワルツ『女学生』(作品191)に並ぶ、作曲者の代表作である。
日本での人気がとりわけ高く、海外ではワルトトイフェル名曲集的な企画から漏れたり、逆に英国へ発注された日本限定人気ポピュラー名曲集CDに含まれたこともあるが[要出典]、トスカニーニとカラヤンが好んで取り上げた曲でもある。
楽曲解説
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パリの森林公園「ブローニュの森」にあったスケート場に着想を得て1882年に作曲され、俳優のエルネスト・コケリンに献呈された[1]。無声映画の時代には、劇場の伴奏として使われていた[1]。
構成
演奏時間は約8分半。序奏、4つの小ワルツ、後奏からなる。
序奏
冒頭部
![\relative g'' {
\new PianoStaff <<
\new Staff { \key fis \minor \time 6/8
\set Score.tempoHideNote = ##t
\tempo "Andante." 8. = 64
r2.\p r4 r8 r r16 \ottava #1 \set Staff.ottavation = #"8" e'32_\markup { brillante. }( fis gis a b cis d16) \ottava #0 r r d,32( cis b a gis fis e16) r r \ottava #1 \set Staff.ottavation = #"8" e'32( fis gis a b cis d16) \ottava #0 r r d,32( cis b a gis fis) e\ff([ fis gis a b cis d cis b a gis fis] e[ fis gis a b cis d cis b a gis fis])
}
\new Staff { \key fis \minor \time 6/8 \clef bass
e,4. b4 b8 e,4.~\fermata_\markup { a tempo. } e8 r16 \clef treble gis''32( a b cis d e fis16) \ottava #0 r r fis,32( e d cis b a gis16) r r gis'32( a b cis d e fis16) \ottava #0 r r fis,32( e d cis b a) gis([ a b cis d e fis e d cis b a] gis[ a b cis d e fis e d cis b a])
}
>>
}](https://cdn.weblio.jp/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fscore%2Fc%2Fs%2Fcs3kxkvgndwsswf8fko8dsdo7tqckqh%2Fcs3kxkvg.png)
第1ワルツ
Aパート

ホルンのゆったりした旋律が続き、これが序奏となって第1ワルツが始まる。この第1ワルツの主題が全曲の中心となる[2]。
第2ワルツ
Aパート

第3ワルツ
Aパート

第4ワルツ
Aパート

後奏
Aパート

力と速度を加えて活気ある展開をしたのち、第4ワルツの最初の部分が再び現れ、ここに短いカデンツァが入る。これを境にコーダに入り、第1ワルツがまた現れて全楽器パートがクライマックスに達して終わる[2]。
その他
みんなのうた スケートをする人々 |
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歌手 | 東京放送児童合唱団 |
作詞者 | 青木爽 |
作曲者 | エミール・ワルトトイフェル |
編曲者 | 末吉保雄 |
映像 | 実写 |
初放送月 | 1964年2月 - 3月 |
再放送月 | 2018年12月-2019年1月(ラジオのみ) |
青木爽が作詞、末吉保雄が編曲をそれぞれ手掛けて合唱曲にアレンジし、1964年2月にNHKの『みんなのうた』で放送された。歌は東京放送児童合唱団。NHK出版から発売されている楽譜集には、第2巻に掲載されている。 長らく再放送されていなかったが、『みんなのうた発掘プロジェクト』により発掘、2018年12月-2019年1月のラジオのみ54年ぶりの再放送となった[3]。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートにも、2017年にグスターボ・ドゥダメルの指揮で登場している。 純粋なワルトトイフェルの作品としては[要出典]、この『スケートをする人々』が史上初めて取り上げられた曲である[注釈 1]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2017 35歳のデゥダメルがウィーン・フィルを振る! 曲目解説」より、〈スケーターズ・ワルツ〉。
- ^ a b 『名曲解説全集 第三巻 管弦楽曲(上)』(音楽之友社、昭和34年)p.422
- ^ “スケートをする人々”. www.nhk.or.jp. 2019年1月21日閲覧。
外部リンク
- スケートをする人々のページへのリンク