愛川中島【アイカワナカジマ】(果樹)
登録番号 | 第12213号 | |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 愛川中島 よみ:アイカワナカジマ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社福島天香園 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市荒井字上町裏2番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斉藤道寿 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「川中島白桃」の枝変わりであり、果形が扁円、果実の大きさが極大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡桑折町)では8月上旬に成熟する中生種である。樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや強である。枝梢の太さは中、節間長はやや長、枝梢の色は緑~赤褐である。葉の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は無、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは中、梗あの深さは深、広さはやや広、赤道部の縫合線の深さはやや浅、果頂部の縫合線の深さはやや深、果実の大きさは極大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は微、果肉の粗密はやや粗、果肉繊維の多少はやや多、果皮の剥離性は中、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味はやや少、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色はやや淡褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は111~120日で育成地においては8月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果はやや少である。「川中島白桃」と比較して、核の色が淡いこと、成熟期が早いこと等で、「長沢白桃」と比較して、果汁が多いこと、核の色が淡いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和60年に育成者のほ場(福島県伊達郡桑折町)において、「川中島白桃」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「わせ川中島」であった。 |
- 愛川中島のページへのリンク