黒いんげん豆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 08:14 UTC 版)
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| 100 gあたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 552 kJ (132 kcal) | 
| 
       23.71
       | |
| 糖類 | 0.32 | 
| 食物繊維 | 8.7 | 
| 
       0.54
       | |
| 飽和脂肪酸 | 0.139 | 
| トランス脂肪酸 | 0 | 
| 一価不飽和 | 0.047 | 
| 多価不飽和 | 0.231 | 
| 
       8.86
       | |
| ビタミン | |
| ビタミンA相当量 | 
       (0%)
      0 µg | 
| ビタミンA | 6 IU | 
| チアミン (B1) | 
       (21%)
      0.244 mg | 
| リボフラビン (B2) | 
       (5%)
      0.059 mg | 
| ナイアシン (B3) | 
       (3%)
      0.505 mg | 
| ビタミンB6 | 
       (5%)
      0.069 mg | 
| 葉酸 (B9) | 
       (37%)
      149 µg | 
| ビタミンB12 | 
       (0%)
      0 µg | 
| ビタミンC | 
       (0%)
      0 mg | 
| ビタミンD | 
       (0%)
      0 µg | 
| ビタミンE | 
       (6%)
      0.87 mg | 
| ビタミンK | 
       (3%)
      3.3 µg | 
| ミネラル | |
| ナトリウム | 
       (16%)
      237 mg | 
| カリウム | 
       (8%)
      355 mg | 
| カルシウム | 
       (3%)
      27 mg | 
| マグネシウム | 
       (20%)
      70 mg | 
| リン | 
       (20%)
      140 mg | 
| 鉄分 | 
       (16%)
      2.10 mg | 
| 亜鉛 | 
       (12%)
      1.12 mg | 
| 他の成分 | |
| 水分 | 65.74 g | 
| 
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| %はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) | |
黒いんげん豆(black turtle bean)は特にラテンアメリカ料理で人気のある、小さく、つやつやしたインゲンマメの一種で、ルイジアナ州南部のケイジャンおよびクレオール料理でも使われている。全ての種類のインゲンマメと同様に、黒いんげん豆もアメリカ州が原産だが[2]、世界中に広がっている。黒いんげん豆はインド料理、タミル料理でも karuppu kaaramani として使用され、マハーラーシュトラ料理では Kala Ghevada として知られている。黒いんげん豆はしばしば単純に black bean (スペイン語では frijoles negros[黒豆]、zaragoza[サラゴザ]、judía negra[クロマメ]、poroto negro[黒いんげん豆]、caraota negra[黒いんげん豆]、habichuela negra[黒豆]、ポルトガル語では feijão preto[黒豆])と呼ばれ、この呼び方が他の黒い豆との混乱を呼んでいる。
背景
黒いんげん豆は濃厚で、肉のような質感があり、フリホレス・ネグロスやメキシコ風アメリカ料理のブラック・ビーン・ブリトーなどのベジタリアン料理で人気がある。ブラジルのさまざまな地域でも非常に人気のある豆であり、国民食であるフェジョアーダに使われている。また、キューバの モロス・イ・クリスティアーノス(「ムーア人とキリスト教徒」の意)の主要な材料であり、コスタ・リカやニカラグアの代表的なガージョ・ピントの必須の材料であり、ベネズエラのパベジョン・クリオージョの基本的な部分であり、ラテンアメリカ全域や米国のヒスパニック系居住地でも供されている。ドミニカ共和国の料理では、単純に「黒いんげん豆のムーア人」と呼ばれるモロス・イ・クリスティアーノスの一種に使われている。黒いんげん豆はスープの材料としても人気がある。キューバではブラック・ビーン・スープは通常白米と共に供される伝統料理である。
この豆はが米国で最初に幅広く栽培されたのは米墨戦争(1846年~1848年)のあとだが、はじめはスナップエンドウの一種として鞘ごと食べるために育てられた[3]。
この豆を茹でた熱湯の中に留め(黒く染まる)、味付けのためのほかの材料と共にスープ(「ソパ・ネグラ」[黒いスープ]や、「ソパ・デ・フリホレス」[豆のスープ]として知られる)としてや、ブロス(「カルド・デ・フリホル」[豆のブロス])として食べたり、他の料理に味付けたり、色を添えるために使われる(例えば、前述の「ガージョ・ピント」)。
黒いんげん豆の試料からは、2006年に乾燥した種皮1グラム当たりに0~2.78 mgのアントシアニンを含むことが報告されている[4]。
脚注
- ^ “Beans, black, mature seeds, cooked, boiled, with salt”. US Department of Agriculture. 2016年1月19日閲覧。
- ^ [https://www.nytimes.com/2017/02/28/dining/black-bean-soup-recipe-video.html | New York Times "Rediscovering Bean Soup" (Feb. 28, 2017)
- ^ | Mother Earth News "Heirloom Bean Varieties" (Feb. 15, 2013)
- ^ Choung MG, Choi BR, An YN, Chu YH, Cho YS. Anthocyanin profile of Korean cultivated kidney bean (Phaseolus vulgaris L.) J Agric Food Chem. 2003 Nov 19;51(24):7040-3. Retrieved 2006-08-06.
外部リンク
黒いんげん豆 (Frijoles Negros)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 14:12 UTC 版)
「コスタリカ料理」の記事における「黒いんげん豆 (Frijoles Negros)」の解説
インゲン豆の一種で、他の中米諸国と同様に最もポピュラーな食材のひとつ。煮込んだ豆は、食卓には必ずと言っていいほど[独自研究?]登る。米料理(ガジョ・ピント)やスープ(ソパ・ネグラ)の材料などに使われる。黒いんげん豆ほど多くはないが、赤いんげん豆 (Frijoles Rojos) も食べられている。
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