麻雀団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 14:25 UTC 版)
全雀連(ぜんじゃんれん) 安永はじめ、作中に登場するプロ雀士の多くが加盟している組織。単行本8巻で安永と多河が決勝進出を果たしたプロアマ戦では「協賛:全日本麻雀連合会」の文字があるが、後に登場した事務局の看板では「全雀連」と略称で銘記されている。 基本的な公式ルールは一発なし裏ドラなしの東南戦。数多くのタイトル戦を年間通して開催しており、中には歴史あるタイトルや他団体との交流戦も含まれる。 古くからの麻雀打ちも多数所属しているが、昨今ではTV局や芸能界との交流も増えたため運営をめぐって理事同士の派閥争いが存在する。マンション麻雀のような鉄火場に出入りする安永のようなタイプは現在では非主流派。 アックスボンバー 元・全雀連の鉈切が退会時に多くの若手プロを引き連れて創設した新団体。主な公式ルールは一発あり裏ドラあり。 東北地方中心に展開する雀荘「曙チェーン」のバックアップを受けており、ローカルTV局番組向けの公開闘牌やイベントなどを行っている。 組織運営そのものは鉈切個人の手腕と曙チェーン会長の好意によるところが大きいため、今後の発展性は未知数。 青龍會(せいりゅうかい) プロ団体ではなくフリーの麻雀研究会。主宰は全雀連の多河で、兄貴分の安永が世話役兼後見人をつとめる。若手のプロ雀士をはじめ在野のアマチュア、安永旧知の麻雀打ちまでさまざまな人種が出入りしているが、世間一般や全雀連の理事たちには「青龍會=安永一派」と認識されている。 定例会で公式戦の牌譜研究や、闘牌経験に対する意見交換を行い、確率論に基づく聴牌効率打法の追求を目指している。 所属員は総じて若く、傀のような裏麻雀の強者は単なるバカヅキの素人と思っている。しかし実際に傀と戦った幾人かはその強さに挑戦すべく、聴牌効率打法にさらなる磨きをかけている。 『近代麻雀』本誌において、安永と青龍會のメンバーによる何切る問題を討論方式で実施している。主に多河が答え合わせ、潤子は数手先を見据えて手を育て、張がトリッキーな手、須田と藤永は効率だが、セオリーに縛られた須田と弱気な藤永は時に詰めの甘い打牌傾向にある。安永は、締めとオチ要員。
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