高等学校尋常科とは? わかりやすく解説

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高等学校尋常科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 21:28 UTC 版)

尋常科」の記事における「高等学校尋常科」の解説

1918年公布(翌1919年施行)の第二次高等学校令は、(旧制高等学校原則として修業年限七年トシ高等科三年尋常科四年トス」ることを定めた(同令7条1項)。これにより高等学校は、本科たる高等科予備課程として(旧制中学校課程相当する尋常科」(修業年限4年)を併設することが可能となり、以降尋常科有する7年一貫教育高等学校官立2校(東京1921年)・台北1922年))・公立3校(富山富山県立・1923年)・浪速大阪府立・1926年)・府立東京府立・1929年))・私立4校(武蔵1922年)・成蹊1925年)・成城1925年)・甲南1923年))が設立(うち外地1校)された。 これら「尋常科」のうち、最も早く廃止されたのは東京高校1934年)であり、第二次世界大戦開始される1943年1944年台北富山浪速の3校も財政難などの理由で同科の生徒募集停止し廃止した。しかし残る5校の尋常科存続し戦後1946年になって東京高校生徒募集再開したため、計6校の尋常科新制高等学校中学校中等教育学校)への移行迎えることとなったこのさい、6尋常科は、高等学校高等科)を構成母体として発足した新制大学附属校国公立)ないし系列校(私立)へと改編されて現在に至っている。以上の事情背景に、6校は程度の差はあるものの、校章・校旗創立年・校風など見られるように、旧制高校時代からの歴史的継承関係を強調している。 東京高等学校尋常科 - 東京大学教育学部附属中学校・高等学校(現・東京大学教育学部附属中等教育学校)に移行都立高等学校尋常科 - 東京都立大学附属高等学校現・東京都桜修館中等教育学校)に移行武蔵高等学校尋常科 - (新制武蔵中学校・高等学校移行成蹊高等学校尋常科 - (新制成蹊中学校・高等学校移行成城高等学校尋常科 - (新制成城学園中学校・高等学校移行甲南高等学校尋常科 - (新制甲南中学校・高等学校移行

※この「高等学校尋常科」の解説は、「尋常科」の解説の一部です。
「高等学校尋常科」を含む「尋常科」の記事については、「尋常科」の概要を参照ください。

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