高岡御車山会館と平成の御車山
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「高岡御車山祭」の記事における「高岡御車山会館と平成の御車山」の解説
詳細は「高岡御車山会館」を参照 高岡御車山会館は、高岡市守山町にある、高岡御車山祭にて曳き出される山車の展示及び、祭礼の由緒と歴史を辿る会館である。 高岡市は、これまで毎年御車山祭前夜祭並びに本祭当日の、4月30日、5月1日のみにしか見ることの出来なかった7基の山車を順次展示し、通年に渡り祭りの雰囲気を体感でき、街づくりの拠点となる施設を計画し、その後2013年(平成25年)10月に着工、北陸新幹線の開業に合わせ2015年(平成27年)4月25日に開館した。また佐渡家の高岡最古の土蔵を移築展示し、佐渡家と山町の紹介なども行っている。 「平成の御車山」は、御車山会館の建設に合わせ展示用に2013年から2018年までかけて制作された実物大のレプリカである。完成までは年度ごとに予算を組み制作された鉾留、車輪、車軸、轅、本座人形、相座人形、幔幕などの部材を、高岡御車山会館にて随時展示していた。2018年3月に完成し、同年4月30日より御車山会館で公開が開始された。 平成の御車山 - 高さ 約7.8m、長さ 約5.9m、幅 約3m、重さ 約2.6t 鉾留: 鳳凰 – 高さ: 2.15m、重さ: 150Kg黄金に輝く鳳凰はキリとヒノキで作られ、漆塗を施し2,100枚の金箔を張り彩られている。足元には、中国では鳳凰が住む樹とされる、梧桐の葉と花の彫刻があしらわれている。 本座人形: 前田利長と永姫前田利長は高さ135cm、永姫は高さ120cm(いずれも座位)。 衣装には西陣織を使用している。 相座人形: 満姫(利長の実の娘)扇子を持って踊る高さ100cmのからくり人形で、9代目玉屋庄兵衛の指導の下、南砺市の井波彫刻の彫刻師が制作した。 高欄・後屛: 井波彫刻の作。 幔幕: 高岡古城公園の四季 標旗(名): 平成乃御車山棹の長さは約3.6mで、高岡漆器による青貝塗りである。 車輪: 4輪で、直径約1.6m大八車(外車)様式の漆塗りの輻車に、彫金があしらわれている。
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