高岡古城公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 10:23 UTC 版)
高岡城跡は、払い下げが決定。1872年(明治5年)に行われた入札で地所は、藤井能三、樹木は、内島六平に落札されるがその後、払い下げを取り下げる通達が出された。1873年(明治6年)には、公園条例が公布。1874年(明治7年)には、二上村にあった射水神社を本丸跡地へ遷座することが決定、同時に第17大区長服部嘉十郎らは、高岡城跡を公園に指定するよう新川県令権令へ上申した。1875年(明治8年)7月に「高岡公園」として指定された(のち「高岡古城公園」)。現在、公園内には射水神社、高岡古城公園動物園、高岡市民会館、高岡市立博物館、高岡市民体育館などの施設がある。高岡市立中央図書館も二の丸跡にあったのだが、2004年(平成16年)にオープンした高岡駅前にあるウイング・ウイング高岡に移転した。 1965年(昭和40年)1月1日に県史跡、1967年(昭和42年)10月7日に県定公園に指定され、1989年(平成元年)7月25日には日本の都市公園100選に選定された。2008年(平成20年)より水濠や本丸御殿の遺構などの学術調査が行われた。2015年(平成27年)3月10日付けで「高岡城跡」として国の史跡に指定。なお前述した各種施設の中には移転が検討されているものもある。 平日や休日を問わず、散歩などに訪れる人も多く、高岡市民の憩いの場にもなっている。春はソメイヨシノを中心に、コシノヒガン、エドヒガン、ヤマザクラなど18種約1800本の桜が咲き誇り、日本さくら名所100選に選定されている。 壕がめぐらされていて、春から秋にかけて「利長号」「利常号」という遊覧船が運航される。
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