長介・工事・ブー おなじみ雷様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:40 UTC 版)
「ドリフ大爆笑」の記事における「長介・工事・ブー おなじみ雷様」の解説
1985年スタート。通称・雷様。全コントの中で高木がメインとして活躍した数少ないコントのひとつでも知られる。元は5人でのコント「雷様の出前」という『雷軒』であり、店長のいかりやが各都道府県から雷の注文の電話を受け、そこに仲本・加藤・志村が配達し地上に雨や雷を落とすという設定のものだった(因みにこの時、高木は厨房にいただけだった)。5人が登場するバージョンはリメイクを重ね、やがて加藤・志村を除いた3人でのバージョンに改められてレギュラー化したものである。3人でのスタート時も5人出演時の内容を踏襲し地上に雨や雷を落とす滑稽さを演じたものだったが、徐々にフリートークのような内容になっていき、コーナーを辞めたいいかりや・仲本と、続けたい高木の内輪もめのような内容となる。一度は高木の妻もコーナーの中で電話出演した事がある。中期は高木がイカサマ手品を披露したり、ゲストとして歌手や著名人などを招き(いかりや達に無断で呼んだという設定)、ギターやウクレレを演奏するのがお決まりとなっていった(多くの場合、童謡や児童唱歌)。ゲストからはイチャモンを付けられた挙げ句、いかりや・仲本が呆れて席を外すと着座する雲が傾き、高木が転げて最後に大きくボヤくのがほぼ毎回のオチ。たまに逆パターン、まれに高木と仲本、仲本だけの時もあった。 1994年6月の放送回から、観客を入れた公開コント形式に変更された。 末期は番組終了直前の1コーナーとして、テーマ曲に合わせてセットごと3人が登場、オチの流れでそのままエンディングに移行するパターンとなった。 コントの中で毎回高木がメインで出しゃばり、それを面白くもなく文句を言い続けどうにかこのコントを打ち切りに追い込もうとするいかりや・仲本であるが、これはあくまで「演技」であり、このコントの発案はいかりや自身である。発端はいかりやが『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』に出ていない3人で「こっちもなんかやんなきゃダメだよな」と言った事であり、「俺たち、楽器を忘れてんじゃねえか?」とドリフの原点である音楽コントを志したものであった事、さらに高木をメインに起用した理由として、これは長年陰に徹していた高木をそろそろ表へ出そうといういかりやの計算高い読みである。フリートークのように見えるがコント台本は存在し、演奏譜面は高木が書いていた。 トーク主体となって、事実上「雷様」としての設定がなくなって以降も、セットには当初の名残として扇風機や大太鼓、じょうろが残されている。 これより派生して、1994年頃に同一出演者でなる『ご存知、ジイさん三人組』も放送されるようになった。
※この「長介・工事・ブー おなじみ雷様」の解説は、「ドリフ大爆笑」の解説の一部です。
「長介・工事・ブー おなじみ雷様」を含む「ドリフ大爆笑」の記事については、「ドリフ大爆笑」の概要を参照ください。
- 長介・工事・ブー おなじみ雷様のページへのリンク