鉄道の舞台設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:14 UTC 版)
「こうざんてつどう・スカーローイ鉄道」の記事における「鉄道の舞台設定」の解説
この鉄道のオーナーについては、下記の「登場キャラクター」の人物を参照。 路線はトップハム・ハット卿の鉄道の本線のクロバンズ・ゲート駅を起点に、終点のスカーロイ駅までの狭軌単線の非電化路線である。地上設備は運転保安装置はおろか信号機すら満足にない、日本で言えば簡易軌道クラスのものである。終点のスカーロイ駅付近は湖沿いに路線がループしている。(これは原作20巻では、開業100周年を記念して敷設されたものである。)スカーロイ駅から先にはスレートの切り出し場への専用線がある。機関庫・修理工場はクロバンズ・ゲート駅にあるが、大規模な修理は本土のクルー工場へ送られる。 人形劇ではカルディー・フェル山の頂上まで線路が走っている。 更にCGシリーズ以降は、ビクターがナローゲージ仕様である関係で、ソドー整備工場内にも狭軌線が敷かれていて、高山鉄道の路線とも直結している。長編第7作からはループ線からブルーマウンテンの採石場まで、長編第8作からはそこから更にウルフステッド城の伯爵の領地内鉄道(ミリー用の三線軌条が敷かれている)まで延伸されている。 クロバンズ・ゲート駅では、この鉄道とゴードン達の本線が並んでおり、顔をあわせたそれぞれの機関車同士で丁々発止の会話がよく行われる。またこの鉄道の車庫(サー・ハンデル[原作旧版:サー・ハンドル]達の増備に伴い、壁の無い屋根だけの車庫が増設された)の隣には、トーマス達の鉄道の工場への引込み線があり、ここでも両陣営が顔を合わせる事がよくある。この鉄道の機関車が修理に出される場合にも、ここから搬入・搬出する。 第4シリーズ「ブルーベルれっしゃ」の中で、ラスティーがバロー・イン・ファーネスらしき場所まで行っている事から、テレビ版では、クロバンズ・ゲート駅からヴィッカースタウン駅への迂回支線は鉱山鉄道の路線であるか、トップハム・ハット卿の鉄道路線だが狭軌の線路も並行して敷設され、鉱山鉄道に運用を委託している等の解釈もできる。しかし本来この支線は旧本線だったとの歴史設定がされているので、鉱山鉄道の路線だけ敷設されているという事は考えられない。 また、かつて中央ソドー鉄道という私鉄が存在した(ただし公式設定だが、原作・人形劇とも劇中では、この固有名詞は使われていない。原作では25巻「きえた機関車」でその様子が書かれている)。これは、トーマスの支線の終点にあるファーカーの石切り場と、同じ山の正反対側の北斜面から切り出された花崗岩や御影石、更に奥のカス・ニー・ハーウィン付近から産出する鉛をアールズバーグ港に運ぶ事を主としていた、この鉄道と同じ線路規格の狭軌路線で、そのまた奥の山の中の集落キング・オーリズ・ブリッジまで延びていた。原作では中央ソドー鉄道の名前については言及されていない。なお、中央ソドー鉄道の廃線跡には、とても小さな15インチゲージ(381mm)のちんまり鉄道(アールズデール鉄道)が、トップハム・ハット卿とこの鉄道のオーナーの共同出資で、アールズバーグからアールズデールまでだけ再建され、砂利運搬と観光客輸送を行っている。ただ、アールズデール駅の場所が村の南に曲がった場所にあり、中央ソドー時代と異なっている。
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