酒粕焼酎(さけかすしょうちゅう)
酒粕を原料とした焼酎。新鮮な酒粕には1kg当たり70~90mlのアルコールが含まれる。これを砕き、少量の水を散布しながらタンクに漬け込み、密封し、2~3か月置いて再発酵させる。これを兜釜(かぶとがま)または蒸籠(せいろ)式蒸留機(単式蒸留機)で蒸留したものが粕取焼酎で、粕1tから純アルコールとして約200リットルが得られる。なお蒸留の際、蒸気の通りをよくするために熟成した粕に籾殻(もみがら)を混和するか、粕を団子に丸め籾殻をまぶすなどの方法がとられる。製品には甘味と甘い焦げ臭があり、独特な癖を持つが、それが逆に嗜好(しこう)の対象となる。長期貯蔵すると味の濃醇な良品となる。特定消費者層、特に年配者に愛好されているが、需要には伸び悩みの傾向がみえる。粕取焼酎は清酒業者の副業的性格があり、たとえば福岡県の資料ではかつて全清酒製造者が粕取焼酎の製造免許を持っていた。古く、外傷の消毒や気つけ薬などの薬用に用いられ、また、清酒醪(もろみ)を搾る前に添加し、清酒のアルコール分を補強して保存性をよくするために使われたので、これを柱焼酎と呼んだ。
酒粕を原料とした焼酎。酒粕を水に溶かし、これに酒母を加えて醪をつくり、発酵させ、蒸留したもので、粕取焼酎とは、醪をつくって発酵させる点が異なる。製品は粕取焼酎に共通した風味を持つが、粕取焼酎よりは一般的に飲みやすい。最近では減圧蒸留したものもつくられ、従来の粕取焼酎とちがった清酒香の強い製品も市販されている。
酒粕を原料とした焼酎。酒粕を水に溶かし、これに酒母を加えて醪をつくり、発酵させ、蒸留したもので、粕取焼酎とは、醪をつくって発酵させる点が異なる。製品は粕取焼酎に共通した風味を持つが、粕取焼酎よりは一般的に飲みやすい。最近では減圧蒸留したものもつくられ、従来の粕取焼酎とちがった清酒香の強い製品も市販されている。
酒粕焼酎と同じ種類の言葉
このページでは「焼酎・泡盛用語集」から酒粕焼酎を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から酒粕焼酎を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から酒粕焼酎 を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から酒粕焼酎を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から酒粕焼酎 を検索
- 酒粕焼酎のページへのリンク