リバースオークション
【英】reverse auction
リバースオークションとは、商取引における販売方式のひとつで、バイヤー(買い手)が希望商品の購入金額や条件などを提示し、これについてサプライヤー(売り手)側が各自提供できる価格を提示し返して、その中で最も安く価格をつけたサプライヤーを取引先として選ぶ取引方法のことである。
リバースオークションは、ちょうど一般的なオークションの売り手と買い手を逆転した方式であるといえる。通常のオークション方式は、サプライヤーが販売条件などを定めた上でバイヤーが購入希望価格を上げてゆくという意味で「加法式」であるといえるが、逆オークションの場合はサプライヤーが提供価格を下げてゆくので「減法式」であると表現することができる。公共事業における工事の受注入札はリバースオークションに近い形態をとっている。
リバースオークションは、米国の旅行会社Priceline.com社によって航空券を指し値で購入できるサービスとして考案された。このサービスはビジネスモデル特許を取得し、他企業が行った同様のオークションとの間に訴訟問題も起きている。
参照リンク
Priceline.com
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リバースオークション
(逆オークション から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 17:10 UTC 版)
リバースオークション(英: reverse auction)あるいは逆オークション(ぎゃくオークション)とは、売り手が買い手を選定する通常のオークションと異なり、買い手が売り手を選定する逆(Reverse)のオークションである。政府による調達(Procurement)の際に行われる競争入札がこれに対応する。通常のオークションでは売り手が商品を拠出し、買い手が価格を入札して最も高い価格を入札した者に商品が渡る。(つまり、売り手が買い手を選定している。)
- 1 リバースオークションとは
- 2 リバースオークションの概要
- 3 脚注
逆オークション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 20:15 UTC 版)
「ビジネスモデル特許」の記事における「逆オークション」の解説
特許概要 「買い手主導の条件付き購入の申し出を促進するために設計された、暗号により援助された商業ネットワークシステムのための装置および方法」 1998年8月11日、米国で登録 ウォーカー・アセット・マネジメント・アセット・リミテッド・パートナーズ 元々は航空会社が空席を減らすために考案された。消費者は、プライスラインドットコム社が運営するインターネットの仲介サイトで航空チケットの購入希望条件(ルート・日時・クラスなど)を入力し、各航空会社はプライスラインドットコム社から受けた条件に応じて価格を提示する。プライスラインドットコム社はサイト上で、消費者へ最も安い航空チケットの販売を仲介する。消費者は、航空チケットの価格問い合わせ時にクレジットカード情報が求められるため、購入意思の高い者であり、その後の購入手続きも迅速・確実が期待できる。 プライスラインドットコム社の本方式による航空チケット販売サイトには、全米のほとんどの航空会社が参加している。また、プライスラインドットコム社は、航空チケットだけにとどまらず、ホテル、レンタカー、生活雑貨の販売仲介まで広く採用している。
※この「逆オークション」の解説は、「ビジネスモデル特許」の解説の一部です。
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逆オークションと同じ種類の言葉
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