辞書による定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:53 UTC 版)
日本語辞典の広辞苑では、次のように説明している。 古代ギリシアでは学問一般を意味し、近代における諸科学の分化・独立によって、新カント派・論理実証主義・現象学など諸科学の基礎づけを目ざす学問、生の哲学、実存主義など世界・人生の根本原理を追求する学問となる。認識論・倫理学・存在論などを部門として含む。 — 『広辞苑』第五版、岩波書店、1998年、「哲学」より 観念論的な形而上学に対して、唯物論的な形而上学もある。諸科学が分化独立した現在では、哲学は学問とされることが多いが、科学とされる場合もある。 科学と学問以外に、哲学の分野の包括的な用語としては、学(science・Wissenschaft) があり、広辞苑は次のように説明している。 現実の全体あるいはそれの特殊な諸領域または側面に関する系統的認識。哲学ないし専門諸科学を含む。 — 『広辞苑』第五版、岩波書店、1998年、「哲学」より
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辞書による定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:52 UTC 版)
各種の地理学辞典では、以下のような解説がなされている。 決定論というのは,一般的には世のなかに生起するすべてのものは,因果の必然的な鎖によって決定されるという哲学概念であるとされているが,地理学では,人間の地域的な生活様式は,人間の自由選択によるものではなく,外的な気候・地形・水界・植生などの自然環境によって必然的に決定される概念で,環境可能論と対立する言葉である。(後略) — 日本地誌研究所 編『地理学辞典 改訂版』109ページ 人間の活動は環境とりわけ自然環境によって支配されているとする考え方.この考え方によると,個人は感覚を通じて世界に向き合って認識を構築し,環境に対する反応を超えることはできない.(後略) — Susan Mayhew 編『オックスフォード地理学辞典』49ページ 人間と自然の関係,つまり人間の自然への働き方を考えるのが地理学であるが,その中で因果的な法則を考えるに当り,環境が活動方法を決定するといった1種の宿命論的な考え方が打ち出された.有名なドイツの地理学者のラッツェルなどはそのような考え方に基づいた人文地理学の体系を打立てた人として知られている. — 金崎肇『地理用語の基礎知識』55ページ
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