転送対応機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 13:56 UTC 版)
「SonicStage」の記事における「転送対応機器」の解説
以下に記すように、Ver.4.x系であるSonicStage CPまでは非常に多様な端末に対応していた。OpenMG Jukebox時代の対応機器についても引き継いでいたため、OpenMG Jukeboxの初期バージョンをバンドルして1999年に発売された初のATRAC3対応機器「メモリースティック ウォークマン」(NW-MS7)も利用可能であった。 しかし、後述のようにVer.5.x系であるSonicStage Vのリリースの際に、転送に対応する機器が大幅に絞り込まれた(ウォークマンについては2006年5月以降に発売された機種のみ)ため、以降も2013年3月29日までSonicStage CPの提供も継続され(異なるバージョンのSonicStageの同時提供は初)、転送する機器によって異なるバージョンのSonicStageを使い分ける必要性があった。これは後継のx-アプリについてもほぼ同様の仕様であるため、2013年4月以降は実質的にこれらの機器の(新規の)PCでの利用は事実上不可能となる。 なお、SonicStageは先述の通りWindows 7の発売以前に実質的な開発が終了しているため、全バージョンでWindows 7以降のWindows OSに正式対応していない(SonicStage CP (Ver4.4) 動作するために必要な環境について)。つまり、後継ソフトであるx-アプリに非対応の機器(主に2005年以前発売のウォークマン及びNet MD、Hi-MD機器)ユーザーがアップグレードや買い換えなどでOSをWindows 7やWindows 8とした場合、事実上それらのウォークマンへの楽曲転送手段はソニーからは断たれ、ジャストシステム製BeatJamのアップデート(ジャストシステム製品の Windows7 対応状況)を待つほか無い。 ただし、Net MD・Hi-MDについては、当時唯一の現行機種であり事実上の最終機種であるHi-MDウォークマン、MZ-RH1が2010年10月のx-アプリ Ver.2.0のリリースの際に対応機器に追加されたためそれ以降のバージョンでWindows 7に正式対応となった。ただし、Windows 8への正式対応は見送られている(2009年9月以前発売のウォークマンやRolly、myloも同様)。 また、2012年10月以降はリニューアルに伴い全バージョンでmoraの利用が不可能となった。これはmoraが配信フォーマットをATRAC3 132kbpsからAAC 320kbps、DRMフリーに変更したことによるもの(原則的にSonicStage CP以前のバージョン及び2005年以前発売のウォークマンはAAC非対応)で、今後moraの利用には4.0以上のx-アプリが必要となる。 2012年現在までにSonicStageまたはSonicStage for LISMOから直接転送が可能となっている機器を以下に示す。ウォークマンの新機種の発売前後に新しいバージョンがリリースされることが多く、新型の機器はそれ以降のバージョンで正式対応となるため、利用機器の発売以前にリリースされたバージョンでは一部の機能に支障が出る場合もあるので注意が必要。以下の一覧はそれぞれの最終バージョンの物(SonicStage CP Ver.4.4及びSonicStage V Ver.5.2)である。このほか、C404Sやpremini-IIなど一部の旧型の携帯電話にもSonicStageから転送したメモリースティック内の音楽を再生できる機種があるが、それらはSonicStageからの直接転送には対応せず、メモリーカードライターや光学ドライブ等の外部装置を併用する必要があるため以下のリストには含めていない。同様に、ATRAC CDの再生に対応するCDウォークマン(D-NE730・D-NE830・D-NE920・D-NE20)も除外した。メモリースティック上の音楽を再生できる機器の一覧はメモリースティックオーディオを参照。
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