2012年10月以降(全面DRMフリー化)
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「mora」の記事における「2012年10月以降(全面DRMフリー化)」の解説
2012年10月1日にリニューアルし、デジタル著作権管理(DRM)なしのAAC-LC(MP4) 320kbpsを新たに採用した。2012年10月1日現在の楽曲数は約150万曲となっており、2012年9月以前に提供されていた楽曲(約300万曲)の一部が提供されていない。これはAAC化による(レコードレーベル側の)音源の再準備が必要なためで、現在残りの楽曲についてもAAC方式による置き換えが順次開始されており、2012年内には2012年9月以前と、ほぼ同等の楽曲数になる予定。なお、2012年9月以前に購入したATRAC形式の楽曲をAACで再ダウンロードすることはできない。 また、リニューアルに合わせて、所属アーティストの楽曲配信契約が見直され、他社サイトへの楽曲配信を開始。2012年2月22日に洋楽が、同年11月7日に邦楽がiTunes Storeで配信開始。 従来、購入及びダウンロードには(ATRAC形式及びOpenMGによるDRMを扱える)x-アプリなどの対応ソフトウェアが必要であったが、リニューアルでウェブブラウザ及びMedia Goから購入できるようになり、それによりMicrosoft Windows以外のOSやスマートフォン、PSP、PS Vitaにも対応した。また、DRMフリー化によりDRM非対応だった一部のウォークマン(型番の頭がNWD-の機種)への転送も可能となった。 反面、リニューアルと同時に従来のウォークマン向けソフトウェア全て(x-アプリ3.0以前、SonicStage全バージョン、CONNECT Player等)でのサービス提供が終了した。今後ウォークマン向けソフトウェアは同日にリリースされたx-アプリ4.0(以降も含む)のみが対応することとなる。 ただし、AACに付加されているメタデータが原因で、iPhoneやiPod touchなどのiOS機器については、転送はできるものの再生できない問題が生じており、iTunesで再エンコードするなど一手間加える必要があった。2012年12月にリリースされた「moraダウンローダー」(ウェブブラウザからの購入・ダウンロード向けサポートソフト)でダウンロードを行うとこの問題は発生しない。
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