走行可能な製品およびNゲージへの改造
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「Bトレインショーティー」の記事における「走行可能な製品およびNゲージへの改造」の解説
「#関連商品」も参照 製品企画時より、鉄道模型メーカーである関水金属の協力のもとで、Nゲージ車両用のパーツを取り付けて簡単にNゲージの線路で使用できるようなっていた。初期製品を除き、関水金属製のNゲージパーツをほぼ無加工で取り付けられる。関水金属からは「小型ボギー動力ユニット」と「小型台車」が発売されており、また、発売当初より関水金属製の「ポケットライン用動力ユニット(二軸)」と既存の関水金属製台車が、オプションとして指定されていた。2006年秋にバンダイより発売された「E231系山手線運転セット」で、新規開発のバンダイ純正動力ユニットが登場した。 パンタグラフ - 関水金属製の2ピン穴方式のもの(穴が枕木に直角なAタイプ、枕木と平行のBタイプ両方対応している)と、関水金属のAタイプと同じ2ピン穴式のグリーンマックス製のものが使用できる。一部のシングルアームパンタグラフを使う際には、ピンバイスなどで屋根板に穴を開ける必要がある場合もある。 台車 - 関水金属製の「小型ボギー動力ユニット」と「小型台車」には、急行用1(DT32タイプ)、通勤用1(DT33タイプ)、通勤用2(DT61ボルスタレスタイプ)の3種類がある。台車は関水金属製および、グリーンマックス製のピン方式のものが使用できる。動力車は上記関水金属製の3種類か、ポケットライン用の2軸のものしか使用できず、特に私鉄電車などでは実車とは形態が大幅に異なる台車しか選択できない。前述の「E231系山手線運転セット」にはBトレ用HG台車フレームなら何でも選択できる内軸式構造のバンダイ純正動力ユニット1個と走行用台車6個が封入されている。この純正動力ユニットと走行用台車は分売されていないが、下述のとおり相当品が2010年10月より発売された。 線路 - Nゲージ台車を取り付けたBトレ走行に適した小半径レールも発売されている。バンダイより、道床なし・組み立て式の半径100mmレール(製造はアトラス)が発売されている。また、トミーテック製の「ミニカーブレール」「スーパーミニカーブレール」を利用することもできるが、正規には対応していない。小半径レール以外の通常のNゲージ用レールでも走らせることは可能であるが、一部のポイントレールにおいては集電不良で立ち往生する場合もある。 2008年11月に乾電池動力で動くBトレとして「N700系運転セット」が発売された。これは、車両側に単四電池を積み、赤外線コントローラーで制御するものであった。線路は専用のプラスチック製レールが用意された。このシリーズでは0系新幹線や載せられる車両を選択できる(機関車や路面電車等は不可)タイプも発売される予定であったが、こちらは発売中止となっている。 2010年10月に新規開発のバンダイ純正動力ユニット1(機関車用)が、11月にバンダイ純正動力ユニット2(電車・気動車用)と走行台車[T](電車・気動車用6個セット)が単体で登場したが、依然として関水金属製動力ユニットと台車もオプションとして指定されている。12月には走行台車[F](貨物用8個セット)が登場した。 2011年9月にバンダイ純正動力ユニット3(電車・気動車用)が発売された。本商品は、小形サイズのモーターでは難しいと言われていた全輪駆動が可能となっている。 2014年7月にバンダイ純正走行台車[T]改(電車・気動車用3両セット)が発売された。本商品はNゲージ化用シャーシが標準で付属しており、台車自体も改良されている。 動力化以外では、車両の前面パーツを流用して、当該形式のNゲージサイズの車両を作成する事例もある。
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