豊洲市場問題とデマ批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 18:18 UTC 版)
「築地市場移転問題」も参照 森山は築地市場より移転が予定されていた豊洲市場について、「土壌汚染が深刻であり移転すべきではない、と主張して豊洲市場反対の立場をとった。また市場の建造に欠陥があることを自身のTwitterで主張した。ただし、コンクリート工学を専門とする東北大学名誉教授の三浦尚によって、盛り土をせずに地下空間を設けることで、本来の地盤に近い深い部分まで構造物を作ることになり丈夫になると指摘されている。 2016年10月に建物の構造と建設費が高いと主張した。2016年8月、森山は自身のブログで、「豊洲市場のターレットトラック(ターレ)用スロープのヘアピンカーブなどの写真を示し、ターレの走行に問題がある」と主張した。 2016年9月16日、築地市場移転問題を調査するために東京都が設置した「市場問題プロジェクトチーム」の東京都専門委員に就任した。東京都の市場問題プロジェクトチームという公的な場で森山高至が「豊洲市場はカジノに最適」「豊洲市場の床は抜ける」「マグロが切れない」「ターレーが曲がれない」が事実と異なる主張をしていたため、国際カジノ研究所の木曽崇所長は豊洲市場周辺は富裕層子育て世帯というカジノに来ない客層が土地を囲んでることからカジノが不向きである事実を指摘した。更に、森山が2016年7月16日には「豊洲市場は東京都立マンガ喫茶にすべき」とか言っていたことを含め、「こういう地域というのは、そもそもカジノを初めとする賭博施設の開発には向かない立地なのであって、そういう常識的な感覚を持たない」「数々のデマをご自身で回収してください。」「数々のデマを糾弾されるべき」と批判した。その後、2017年4月28日に辞表を提出した。 2016年9月19日、「地下へ重機を搬入するためには地下の外壁を破壊しなければならない」と主張した。ただし、豊洲市場の図面には重機搬入用のマシンハッチが明記されている。 2017年3月、人類学者の中沢新一と「市場移転問題にモノ申す: 豊洲より築地がいいこれだけの理由」と築地からの移転反対記事を『週刊現代』に寄稿した。 2018年10月、デマだと指摘されて来たターレのスロープ走行問題に関する主張について「ターレ曲がれる?曲がれない?は、築地移転論争を盛り上げるためにも、バカ向けに作った情報拡散トラップ(つまり嘘)」だったとTwitterで嘘を意図的についたことを認めた。
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