設計上の考慮事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 00:55 UTC 版)
「データベースエンジン」の記事における「設計上の考慮事項」の解説
データベース内の情報は、ハードウェアのプロパティを指定して効率的に読み書きできるストレージ内のデータ構造としてレイアウトされたビットとして保存される。通常、ストレージ自体は、データベースを含むストレージを広範囲に利用するさまざまな領域の要件を満たすように設計されている。動作中のDBMSは、それぞれのレイアウト方法で、常に複数のストレージの種類(メモリ、外部ストレージなど)を同時に利用する。 原則として、データベースストレージは線形アドレス空間と見なすことができ、データのすべてのビットがこのアドレス空間に一意のアドレスを持つ。実際には、アドレスのごく一部のみが初期参照ポイントとして保持される(これにもストレージが必要)。ほとんどのデータは、変位計算(参照ポイントからのビット単位の距離)と、必要なデータアクセス操作に最適化された効果的な方法ですべての必要なデータへのアクセスパス(ポインターを使用)を定義するデータ構造を使用した間接参照によってアクセスされる。
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設計上の考慮事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 08:29 UTC 版)
「Indexed Sequential Access Method」の記事における「設計上の考慮事項」の解説
ISAMは、コンピュータメモリが不足していた時代に開発された。IBMは、メモリ使用量が最小限になるようシステムを設計した。その反面、入出力チャネル、制御ユニット、ディスクがビジー状態に保たれてしまう。 ISAMファイルは、データレコードのコレクションと2つまたは3つのレベルのインデックスで構成される。トラックインデックスには、インデックスを作成するシリンダー上の各ディスクトラックの最高のキーが含まれる。シリンダーインデックスには、シリンダーの最上位のキーと、対応するトラックインデックスのディスクアドレスが格納される。オプションのマスターインデックスは、通常、大きなファイルにのみ使用され、シリンダーインデックストラックの最上位のキーとそのシリンダーインデックスのディスクアドレスを含む。ファイルがロードされると、データレコードは移動されなくなる。挿入されたレコードは、別のオーバーフロー領域に配置される。キーでレコードを見つけるために、ディスク上のインデックスは複雑な自己書き換えチャネルプログラムによって検索される。 これにより、チャネル、コントロールユニット、およびディスクのビジー時間が増加した。後のシステムで物理メモリと仮想メモリのサイズが大きくなると、これは非効率的であると見なされ、VSAMは、メモリ使用量とディスクアクティビティの間のトレードオフを変更するために開発された。 I/O操作の開始時にCP-67がチャネルプログラム全体を固定メモリにコピーし、仮想アドレスを実アドレスに変換したため、ISAMが自己書き換えチャネルプログラムを使用することで、後でOS/360のCP-67サポートが困難となった。
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