親密な関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:33 UTC 版)
「ゴルゴ13 (架空の人物)」の記事における「親密な関係者」の解説
ビジネス上の付き合いをしている者の中には、ゴルゴ13と特に親密な関係を持つ者もいる。以下にその例。 デイブ・マッカートニー ニューヨーク在住の初老になりかけている男で、ゴルゴが信頼する超一流のガン・スミス(銃職人)。そして、ビジネスライクなゴルゴが謝礼の言葉を述べる数少ない人物。ゴルゴが依頼する銃の改造などのリクエストや制限時間に確実に応え、半ば拉致同然の状態で連れて来られ、宇宙で狙撃可能なM16を不眠不休72時間以内で製作(『軌道上狙撃』)、極めて困難なスーパーバレルなどの製作(『傑作・アサルトライフル(アニメ)』)や、ボディチェック回避と証拠隠滅のため低融点合金を用いた小型銃の金型を作る(『殺人劇の夜』)など、腕前は登場しているガン・スミスの中でも超一流だが、ゴルゴの求めた性能に出来なかった際には正直にゴルゴに謝罪している(『宴の終焉』)。 マーカス・モンゴメリー 終身刑で服役中の囚人で、ゴルゴへの連絡手段の仲介者。彼との間には強い信頼関係が存在することが示唆されている(『マークのリクエスト』)。 ヒューム MI6の部長であり、個人としてゴルゴ13への依頼回数が最多。ゴルゴのルールに抵触するような接触や依頼を繰り返しても許せるような信頼関係があると思われる。また、作中でゴルゴが「ヒュームさん」と呼ぶ場面があり(『そして死が残った』)、『イングリッシュローズ』では彼の後継にあたる人物に、「ヒューム家のバラは見事だった、ということだな?」と彼の存在を偲ぶ発言をしている。 ローゼン・ザメック ゴルゴのことを友人と呼ぶ人物であり、ゴルゴと握手できないことを嘆いている。ゴルゴと酒を酌み交わしたり、会話の中でゴルゴにプロとしての秘訣(10%の才能と20%の努力、30%の臆病さ、残る40%は運)を語らせたりと、それなりに親密な仲ではある。ローゼンが死んだ時には、ゴルゴはローゼンは恐らく自分に依頼をしているだろうと思い、その依頼内容を探るために行動しており、依頼に厳密なルールを課しているゴルゴとは思えない態度を取っている。一方ローゼンがゴルゴの面前で狙撃された際、ゴルゴ自身は狙撃に十分に注意を払っていたにも関わらず、ローゼンが狙撃には絶好のポイントに立っていたのを黙って見過していた。 天城勘蔵 宮城県で夫婦共に農業を営んでいるが、元大物政治家で、現在でも政治界に多大な影響力がある。ゴルゴとは夫婦共に付き合いがある。作中で描写されたゴルゴへの依頼は1件のみだが、その際には「充分な報酬額は払えないが長い付き合いに免じて引き受けてほしい」と頼み、ゴルゴも了承しており、そういうことが許される信頼関係を作っている様子(『剥がれた鍍金』)。 張金栄 台湾の幇(台湾華僑)・「竹連幇」の大家姐(女当主)。腹心が依頼した仕事を身内で片付けると一旦キャンセルし、お詫びにと会食を共にした。そして敵の術中に嵌まろうとした張を制止し、再び依頼を引き受けている。普段は相手と絶対会食しないゴルゴが唯一会食を共にした相手で、依頼以外相手に一切関与しないゴルゴが唯一関与したことから張の人間性を高く評価している(『黒い星』)。
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