補佐官と司法長官の辞任、そして特別検察官の指名へとは? わかりやすく解説

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補佐官と司法長官の辞任、そして特別検察官の指名へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:52 UTC 版)

ウォーターゲート事件」の記事における「補佐官と司法長官の辞任、そして特別検察官の指名へ」の解説

1973年3月までホワイトハウス事件対する対応は「一切関係はない」であった。この時まで裁判所であっても上院特別調査委員会であっても行政特権理由スタッフ証言拒否してきた。しかし、マッコードの手紙と上院での爆弾証言契機国民議会からも批判高まり3月30日大統領捜査協力するように命じた。その9日前の3月21日大統領密かにホワイトハウス内部徹底調査乗り出して4月17日記者団に「その調査新たな進展があり、事件捜査には全面的に協力していかなるもみ消し工作強く非難する」と語った。この発表裏返せば1973年3月21日まで事件の詳細知らずホワイトハウス無関係と言ってきたが、内部調査新し事実分かったということである。しかし真実は違うことを米国民1年後に知ることになる。 また前年8月29日ニクソン大統領ディーン法律顧問調査結果ホワイトハウス内部事件関係した者はいない、と断言していたが、これにディーン自身が「驚き血の気がひいていくような気持ちになった大統領ウソ言っている。」と1973年5月に『ニューズウィーク』誌記者語っている。この一件ディーンがやがてニクソン決定的に袂を分かつ遠因となったディーンはマッコード発言から4週間後の4月19日に「私を身代わりにしようとする動きがある」と言明しホワイトハウス内部大混乱となる。あわせて20日ニューヨーク・タイムズが「盗聴計画共同謀議ミッチェルディーン、マグルーダー、リデイによって1972年1月から3月の間に3回行われた」とスクープして、さらに21日には「ディーン犯人らに口止め料払った」と報じた。実はこの数日前4月16日に、ディーン大統領からもみ消し工作認めた辞表署名求められ拒否していた。そして、法律顧問解雇された後の1973年6月25日の上特別調査委員会で、ディーンは「ニクソン大統領もみ消し工作知っていた」と証言するまでに至ったこの後1973年4月30日ニクソンは、彼がもっと頼りにしているハルデマンとアーリックマン両補佐官辞任余儀なくされた。加えてジョン・ディーン法律顧問解雇される。これは、ディーン上院捜査官と独自の取引をしたことでニクソン自身にとって非常に不利な証人になる恐れ警戒したものであった同日司法長官をクラインディーストからエリオット・L・リチャードソン代え彼に特別検察官英語版)を指名する権限与えた。これに基づき5月18日に、リチャードソンは特別検察官アーチボルド・コックス指名コックスリベラルなハーバード大学教授であり、政敵ケネディ司法次官であったことから、ニクソン恐れた

※この「補佐官と司法長官の辞任、そして特別検察官の指名へ」の解説は、「ウォーターゲート事件」の解説の一部です。
「補佐官と司法長官の辞任、そして特別検察官の指名へ」を含む「ウォーターゲート事件」の記事については、「ウォーターゲート事件」の概要を参照ください。

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