著作権侵害問題刑事告訴事件とは? わかりやすく解説

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著作権侵害問題・刑事告訴事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 09:53 UTC 版)

ハイスコアガール」の記事における「著作権侵害問題・刑事告訴事件」の解説

この節には、一部コンピュータ閲覧ソフト表示できない文字囲み文字)が含まれています(詳細)。 2014年8月5日本作に関する著作権侵害疑い発行元であるスクウェア・エニックス本社などが家宅捜索受けたことが報道によって判明した2013年の夏ごろ、本作アニメ化請け負った映像制作会社劇中に登場しているゲーム著作権者一社であるSNKプレイモア当時2016年12月に「SNK」へ社名変更)に本作について問い合わせたことをきっかけに、許諾得ずゲームキャラクター登場していたことが判明した。そのため、SNKプレイモア2014年5月大阪府警刑事告訴していたという。同年8月6日SNKプレイモアはこの件について「なんら誠意ある対応がなかった」とスクウェア・エニックス告訴理由コメントした著作権侵害申立問題発覚した後から行われていたが、2014年Vol.1掲載第34話SNKプレイモア著作物である『ザ・キング・オブ・ファイターズ'95』と『サムライスピリッツ』の2作品劇中に登場し、さらに本作アニメ化発表している。発刊当時SNKプレイモアによる申立中であり、後述書類送検にてこちらも無許諾であったことがわかっている。作中登場していた『桃太郎活劇』を制作していたさくまあきらの妻である佐久間真理子自身Twitterで、刑事告訴後にスクウェア・エニックスより無許諾キャラクター使用したことへの謝罪文送られたと明らかにしており、他のメーカーに対しても無許諾でやっていたのではないか語っている。なお、『桃太郎活劇』の著作権ハドソン企業として消滅した2014年現在親会社だったコナミデジタルエンタテインメントとさくまがそれぞれ保有している。 本作単行本巻末では、「SPECIAL THANKS」として著作権表示の「©」マークと共にSNKプレイモアを含む複数ゲーム会社名が記されていた。ただし、「©(企業名)」は、あくまでも「この企業著作権有する」という意味でしかなく、「特定の企業に対して許諾した」ことを意味する表示ではない。 なお、全てのメーカー無許可だったわけではなくカプコンバンダイナムコゲームスの2社は、本作キャラクター使用正式に許諾しており、公式サイトではカプコンの『ウルトラストリートファイターIV』やバンダイナムコゲームス(旧ナムコ)の『源平討魔伝』といったゲームメーカーによる「公認コラボ企画」も紹介されていた。セガ正式に許諾しているが、後に連載後の事後報告だったため、厳重に抗議をした上で条件付き許諾だったことが判明している。著作権表示2014年時点倒産しているメーカーのものも多々見られIP2014年現在保有している企業名表記されていないなど問題が多い。劇中に登場した『くにおくんシリーズ』はミリオン当時2015年6月以降アークシステムワークス保有)、『モータルコンバット』ワーナー・ブラザース、『ファイターズヒストリー』などのデータイースト作品ジー・モード保有しており、各社とも単行本表記されていない2014年11月17日にカプコン・バンダイナムコゲームス・事後承諾セガ以外の版権全て許諾使用していたと報じられている。本作で名前が挙げられ、無許諾使用されていたコナミデジタルエンタテインメントコメント控えている。 スクウェア・エニックスは「著作権侵害したという認識はないが、お騒がせしているため回収する」として本作単行本自主回収電子書籍版発売停止発表し当初継続するとしていた誌上での連載一時休載する発表した。 その一方で明治大学知的財産法政策研究所は、2014年12月22日法学者漫画研究者など26人の連名で「適法引用著作権法32条)に該当する可能性などがあり、著作権侵害したというには微妙で、本件について刑事手続き進めるとあらゆる表現活動対し重大な萎縮効果もたらし憲法保障され表現の自由抵触し著作権法目的である文化の発展阻害することとなりかねず、慎重に進めるべきである」とする声明文出している。

※この「著作権侵害問題・刑事告訴事件」の解説は、「ハイスコアガール」の解説の一部です。
「著作権侵害問題・刑事告訴事件」を含む「ハイスコアガール」の記事については、「ハイスコアガール」の概要を参照ください。

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