著作権侵害事件
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「カーマイン・カリディ」の記事における「著作権侵害事件」の解説
2004年1月13日、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、インターネット上で不法に流通した映画『恋愛適齢期』のコピーと、アカデミー会員だったカリディに送られたビデオのマーキングが一致したことを発表した。同様に、『ラスト サムライ』、『ミスティック・リバー』、『ビッグ・フィッシュ』、『マスター・アンド・コマンダー』もカリディからのものと判明し、FBIが調査を開始した。 同月下旬、FBIは不正コピーを行っていたイリノイ州のラッセル・スプラグを著作権侵害で告発。連邦当局によると、少なくとも3年間、カリディはアカデミー賞の審査用のビデオ(スクリーナー)約60本をスプラグに渡していた。FBIの供述書によると、カリディはスクリーナーをスプラグに送り、スプラグは口座番号を教えたが、カリディは報酬を拒否した。カリディは「彼が映画ファンだと信じている」とFBIに語った。 カリディとスプラグは著作権侵害の民事訴訟でソニーとタイム・ワーナーに起訴された。裁判では数百件の違反が疑われ、映画1本につき最低15万ドルの損害賠償が請求された。なお、刑事告発の裁判を待たずして、スプラグは心臓発作で死亡した。 2004年2月3日、映画芸術科学アカデミーは、スクリーナー保護の契約違反としてカリディを追放したことを発表。 2017年にハーヴェイ・ワインスタインがセクハラなどの問題で映画芸術科学アカデミーを追放されるまで、カリディは同会を追放された唯一の人物だったため、第90回アカデミー賞で司会のジミー・キンメルによるオープニングスピーチで「彼は『シービスケット』のVHSを隣人に渡してハーヴェイと同じ罰を受けた」と紹介された。
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著作権侵害事件
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黒木敬士が監督した自主製作短編映画作品『帰省』 が読者からの指摘で本作収録の「彼女の告白」と酷似している事が判明した。石川とイブニング編集部は黒木に対し説明を求めたが、黒木は「石川の漫画は読んだことが無く劇団のオリジナル演劇に基づいて映画化した」と主張し著作権侵害を全面否定したため、東京地方裁判所に著作者人格権及び著作権侵害で提訴。裁判では映画の元になったとされる演劇の劇団名や上演時期・場所等が劇団と連絡が取れなくなったとして一切明らかにされなかったため石川の漫画が映画の原作となったと認定され、2013年11月22日に黒木に対し当該映画が記録されたフィルム・電磁的記録媒体の廃棄と賠償金の支払いを命じる判決が出された。黒木側は控訴せず、判決が確定している。なお当該作品は第5回したまちコメディ映画祭in台東のしたまちコメディ大賞2012に出品し入選したが、本件が判明した後に入選が取り消されている。
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