草が茂る小道を通ってとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > 草が茂る小道を通っての意味・解説 

ヤナーチェク:草が茂る小道を通って

英語表記/番号出版情報
ヤナーチェク:草が茂る小道を通ってPo zarostlém chodníčku作曲年: 1901-08年  出版年1911年  初版出版地/出版社: Píša, Brno 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 我ら夕べ No Data No Image
2 落ち葉 No Data No Image
3 一緒においで No Data No Image
4 フリーデリクの聖母マリア No Data No Image
5 彼らはつばめのようにしゃべりたてた No Data No Image
6 言葉もなく No Data No Image
7 おやすみ No Data No Image
8 こんなにひどくおびえて No Data No Image
9 涙ながらに No Data No Image
10 みみずく飛び去らなかった No Data No Image

作品解説

執筆者: 小崎 紘一

 ヤナーチェクモラヴィア民謡採集取り組み、その成果初め如実に表されと言える作品民俗音楽語法下地しながらツィンバロン(東欧地方見られる大型打弦楽器)を思わせる打鍵や、まだ色濃く残る機能和声とそこから食み出そうとするメロディなど、小品集ながら聴き所は少なくない
 作曲開始して発表されるまでに数年経ており、その間オペライェヌーファの上演、愛娘逝去など、彼の身におきた出来事結果的にドキュメントする形で編纂されてしまっている点が興味深い。「が茂る小道」はモラヴィアはティエシーン地方にて、結婚式花嫁がうたう詩からきている(「ああ、母のもとへ帰る道は生い茂るクローヴァー覆われている」)。作曲家にとっての追憶込められているタイトルである。
 10曲のうち、大半テーマは「喪失」である。後に弟子語ったところによると、第二曲「落ち葉」は『愛の歌』第三曲「一緒においで」は『読まれない手紙』、第六曲「言葉もなく」は『「失意苦さ』―オペライェヌーファ》がプラハ受け入れられなかった不遇―を描いている。また、第八曲「こんなにひどくおびえて」では今際の際での娘の様子描き終曲タイトルは「もしみみずく窓辺から追い払えねば、その病人生き延びることは出来ない」というシレジア地方の古い言い伝えから取られている。どちらも死を匂わせる
 親しくした者とであろうか、第一曲「我ら夕べ」 や、教会の鐘の音が印象的な第四曲「フリーデリクの聖母マリア」、家族出掛けた遠足第五曲「彼らはつばめのようにしゃべりたてた」など、暖かな想いでをモティーフしたものがその中にうまく配されており、一枚レコード聴いているかのような印象を受ける。 
 第一曲 我ら夕べ
 第二曲 落ち葉
 第三曲 一緒においで
 第四曲 フリーデリクの聖母マリア
 第五曲 彼らはつばめのようにしゃべりたてた
 第六曲 言もなく
 第七曲 おやすみ
 第八曲 こんなにひどくおびえて
 第九曲 涙ながらに
 第十曲 みみずく飛び去らなかった




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「草が茂る小道を通って」の関連用語

草が茂る小道を通ってのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



草が茂る小道を通ってのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2025 PianoTeachers' National Association of Japan

©2025 GRAS Group, Inc.RSS