自然保護活動についてとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 自然保護活動についての意味・解説 

自然保護活動について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 02:19 UTC 版)

天神崎」の記事における「自然保護活動について」の解説

この地が全国有名になったのは、自然保護活動注目されたからである。 この岬を高級別荘地として開発する計画発覚したのは、昭和49年1974年1月のことで、三つ不動産業者が県に申請出したことが分かった。これに反対の声を上げたのが、当時田辺商業高校教諭であった外山八郎(とやまはちろう)である。彼は生物学関係の教師地方紙社長等と相談した上、反対運動立ち上げる2月に「天神崎の自然を大切にする会」(以下、「大切にする会」と略称)が発足署名運動開始県知事に陳情。これを受けて業者側は計画大きく縮小し、再申請、県と市もこれを受け入れ姿勢見せる。 「大切にする会」はこれに対し反対運動続けることを決定運動経費為に募金活動始める。1977年、県は要求対し開発阻止したいのならあなた方買い取るしかない」と通告、それを受け外山らは買取決意する募金活動遅遅としてはかどらなかった。そのあいだ開発一時停止業者側は資金繰り苦しむことになる。1978年ようやく「大切にする会」は、その所有地の一部買い取ることを決断する第一次買い取り)。なお、この会がナショナル・トラストという運動のあり方知ったのはその後である由。1978年銀行などからの借金第二次買い取りを行う。財団法人日本自然保護協会」がバックアップし、会内部に「天神崎委員会」を作り借金返済のための全国募金窓口とするが、募金一向に集まらず会合催しなどで経費ばかりが増えていき銀行への返済ままならぬ状態に陥った、そんな委員会救いの手差し伸べたのは行政である。県から資金援助受けた田辺市第一次第二次買い取り手に入れた土地買い取り事なきを得 運動継続することが出来た1985年最後まで残っていた土地買い取り終る事となる。外山今まで運動対し10年間も待ってくれた業者関係者温かい心こそ、天神崎ナショナル・トラスト運動を実らせた陰の力だと感謝している」と感謝言葉述べている 当時各地同様な取り組み始まっていたことから、政府内部でも検討が行われた結果ナショナル・トラスト法が制定され、「大切にする会」は1987年自然環境保全法人(ナショナル・トラスト法人)の第一号に認定される(ただしここが日本最初にナショナル・トラスト運動行ったわけではない)。1988にはナショナル・トラスト第一回全国大会がこの地で開催された。 現在も「大切にする会」を中心として買い取り進行観察会等を通して一般へ啓蒙活動などが行われ、関西各地学校観察訪れている。

※この「自然保護活動について」の解説は、「天神崎」の解説の一部です。
「自然保護活動について」を含む「天神崎」の記事については、「天神崎」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「自然保護活動について」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「自然保護活動について」の関連用語

自然保護活動についてのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



自然保護活動についてのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの天神崎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS