一般へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:16 UTC 版)
「日本のインターネット」の記事における「一般へ」の解説
1994年頃からRADIUS(Remote Authentication Dialin User Service)と呼ばれるユーザー認証を行う機器が市販されると共に、NTTによるINS1500のサービスが地方でも始まると、地方でもダイアルアップ接続用のアクセスポイントの開設が容易になり、地場資本の出資による多くの地方ISP(第2種電気通信事業者)が誕生する事となる。地方の小規模な第2種電気通信事業者に対し、大手パソコン通信事業者や、電機メーカー系を中心とした大手第2種電気通信事業者も接続サービスを行い、一般個人や中小企業を対象としたインターネット接続サービスが身近なものとなる。並行してほぼ同時期に、Microsoft社がTCP/IPスタックを標準で搭載したWindows95を発売したことも普及の要因となった。 1995年に発生した阪神・淡路大震災でインターネットが有効利用されたことがきっかけで、日本において一般メディアでインターネットが取り上げられることが多くなった(阪神・淡路大震災#ネット・パソコン通信・携帯電話も参照)。同年の新語・流行語大賞のトップテンに「インターネット」が選出された。「ネット」という省略形で呼ばれるようになるのもこの頃からである。 また、ネットサーフィンのことを(インター)ネットと呼称する例もよく見受けられる。特にコンピュータに詳しくないユーザほどその傾向は強く「(インター)ネットをする」、「趣味:(インター)ネット」などは用語利用の誤った例といえるが、パソコンやインターネットに接続可能な携帯電話の普及が進み、いわゆるライトユーザの増加もありデファクトスタンダードとなってきている。
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