能登のアマメハギとは? わかりやすく解説

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能登のアマメハギ

名称: 能登のアマメハギ
ふりがな のとのあまめはぎ
種別1: 風俗習慣
保護団体名: 能登のアマメハギ・面様年頭保存会内浦町アマメハギ保存会門前町アマメハギ保存会輪島市面様年頭保存会
指定年月日 1979.02.03(昭和54.02.03)
都道府県(列記): 石川県
市区町村(列記): 輪島市鳳珠郡能登町
代表都道府県 石川県
備考 1月6日門前町)、1月1420日輪島市)、節分の日(内浦町
解説文: 年の折り目に神が来臨し、人々祝福与えるという趣旨行事全国的に分布するが、能登のものは濃密な分布示しアマメハギあるいはメンサマと呼ばれている。この行事の内容細部において相違認められるものの、天狗面・鼻ベチャ面・猿面、あるいは男面女面などと呼ばれる仮面をつけて家々訪れ怠惰戒めたり災厄を祓って威厳のある所作ムラ人に接するという形態では共通している。また、正月六日正月十四日二十日、および節分の日の晩と期日異にしながらも、その土地その土地応じた形態伝えられている点が注目される
 我が国古来民間信仰の一形態伝え顕著な例として重要である。

あまめはぎ

(能登のアマメハギ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 08:21 UTC 版)

画像提供依頼:祭事開催の様子の画像提供をお願いします。2009年7月

あまめはぎは、石川県輪島市鳳珠郡能登町に伝わる伝統行事(妖怪)。能登のアマメハギという名称で1979年昭和54年)重要無形民俗文化財に指定された。また伝承の途絶えていた新潟県村上市でも、2005年平成17年)に保存会が発足し、行事が復活した(村上市の市指定無形民俗文化財[1])。2018年11月29日に「アマメハギ」、「男鹿のナマハゲ」(秋田県男鹿市)や「宮古島のパーントゥ」(沖縄県宮古島市)などを含めた8県の10の行事からなる「来訪神 仮面・仮装の神々」として、ユネスコの無形文化遺産に認定された。

概要

囲炉裏火鉢に長くあたっているとできる火だこ(温熱性紅斑)のことをアマメと言い、怠け者の証しとされている。これを剥ぎ取る妖怪がアマメハギである。

類似の行事は日本各地に伝わっており特に日本海側に多く、秋田県男鹿なまはげ山形県遊佐町アマハゲ福井県あっぽっしゃなどがある。

能登地方では、正月小正月1月6日14日20日に輪島市の各地区で、節分の日に能登町で行われ、若者子供仮面を被って家々を回る。農閑期の終わりを前に、農民を管理していた当時の役人が農民達の怠惰を戒める為に鬼のような形相で各戸を訪問してきたことがルーツとされている。

正月の1月6日に子供の行事として行われていた新潟県村上市の大栗田集落の「あまめはぎ」は、集落内に子供がいなくなり伝承が途絶えていたが、2005年(平成17年)9月に「村上市あまめはぎ保存会」が発足し、村上市内の小学生の参加を得て行事が復活した。

脚注

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