職務・職責
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:12 UTC 版)
連隊・大隊等以上では、上級曹長は各級部隊等において曹士に関する事項を所掌し、指揮官を補佐する専門幕僚的地位を有する陸曹の最上位職として、曹士の育成・管理に係る服務その他の人事・教育訓練等(服務指導、集合教育、下士官交流等)を所掌して指揮官を補佐し、その他曹士に係る事項について指揮官等への意見具申等を行い、また、諸外国軍隊・他自衛隊との下士官交流を実施する。 中隊等では、上級曹長は中隊等における陸曹の最上位職として、曹士の育成・管理に関して中隊長等を補佐すると同時に服務指導准尉に指定され、中隊等の服務指導において各営内班長・指導陸曹を統括する(上級曹長制度の導入前は中隊等付准尉もしくは隊付陸曹(准尉~1曹(1曹は陸曹上級課程修了者に限る))と呼ばれる者がこれを実施してきた。)。 従来の付准尉の業務は限定された分野(訓練・勤務調整、営内者への外出等の実質的な最終権限保持、各種命令等の伝達、部隊本部における各係への指導及び部隊長等の補佐、所属隊員に対するカウンセリングや各種相談における助言・服務指導准尉として服務指導の統括等)におけるもののみであったが、上級曹長は曹以下の隊員の人事・保全・訓練・補給等すべての面で指揮官を補佐する必要がある。上級曹長のみでは業務すべてを掌握することは困難なことから、大隊以上に配置される先任上級曹長にはその業務を補佐するための准尉・陸曹1~2名(最先任上級曹長付准尉や先任上級曹長付陸曹)が配置される。なお、陸上幕僚長の指揮監督を受ける機関のうち地方協力本部には配置されていない(自衛隊地区病院には配置されている)。
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職務・職責
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先任伍長は部隊等の長の命を受け、曹士を総括して、次の事項を実施する。 規律及び風紀の維持をはじめとする海曹士の服務の指導 部隊等の団結の強化への寄与 海曹士の士気の高揚等に係る活動の推進 上記に係る事項についての各部隊間における情報交換等の推進 海曹士を取り締まるだけではなく、指揮官(司令官や艦長等)へ意見を具申することで部隊の融和団結等にも資する長所がある。先任伍長は「先任伍長識別章」を着用する。先任伍長の指定は、部隊等の長が海曹長(自衛艦にあっては、警衛海曹に限る。)の中から、責任感、協調性、規律、実行力、知識・技能、統率・指導力及び表現力の優れた者を指定する。当該部隊等に海曹長が配置されていない場合には、当該部隊の1等海曹(自衛艦にあっては、警衛海曹に限る。)の中から適任者を指定する。 警衛海曹は、元来はアメリカ海軍の文化の継承であり、海兵隊員が乗艦しない小艦艇で、艦内の規律の取り締まりを行うことが目的であった。これは、徴兵制によって士気が低く、ことあらば反乱を企てかねない水兵を監視する必要があったからである。海上自衛隊では若い尉官が年長の曹長にペコペコする現実こそが問題であり、そういった士官が曹士を指導出来ないからといって先任伍長を置くのは本末転倒であるとの意見を主張している者もいる。
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職務・職責
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准曹士先任は曹士の最高位の階級として、主に次の事項について指揮官等を直接補佐する。 指揮官等の指導監督の下、曹士の服務指導を実施(各級指揮官の意図の徹底等) 曹士に係る事項について指揮官等への報告、意見具申等を実施 諸外国軍隊・他自衛隊との下士官交流
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