聖印協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:48 UTC 版)
レオーネ 声 - 中博史 聖印協会の現教皇であると同時にパンドラの一員。テオにより皇帝聖印誕生が確実視されたことでテオに対する聖戦を発動、エーラムへ向かうテオ達の前に立ちふさがる存在となった。パンドラからの命令で動いているが、かつて教祖エルネストと出逢って以降はその人柄に心酔していたため敬虔な信者の一人でもある。実はフベルトスと同じ一門の魔法師であったが特務機関に才能を見出され、かつての聖印教会を討伐しにきた傭兵団長でもある。 聖戦発動を受け停戦の説得にきたプリシラに対し、教皇である自分の立場を明確にすべくギュンターを差し向けるも簡単に論破されてしまう。更にプリシラの聖印を見たことで彼女は魔女ではなく本物の聖女であるとあらためて確信、パンドラの命令とプリシラへの畏敬に挟まれたため、自らの手でプリシラの命を奪った後に自害することで責任をとった。【テレビアニメ版】 基本的な設定は原作に準拠しているが、完全に悪人というわけでもなく、信者を全滅させてテオの名声を落とすというギュンターの提案には良心の呵責を感じていたらしい。聖印協会の教え自体には敬虔な信徒の一人であり獄界の存在も信じている。 ギュンターからプリシラが聖女と偽る魔女であると吹き込まれてしまい、話し合いに訪れたプリシラに最初から冤罪の決まった魔女裁判を開廷、最終的には彼自身の手でプリシアに致命傷を与えた。プリシアが致命傷を負った後、あまりにも神々しい聖印が出現したことで彼女が本物の聖女であると確信する。自分が騙されていたことに気付いた後は戦意を失いシルーカ達に降伏、怒るギュンターに対しパンドラからの報復よりも獄界に堕ちる恐怖は勝ることを説明しパンドラと袂を分かつこととなった。 降伏後、プリシラの死を嘆くテオからはテオ自身がレオーネに怒りをぶつけてしまう可能性があることから対面を拒絶される。一方で聖印協会と魔法師協会の関係を知る重要人物ため、テオに代わってシルーカがレオーネの身を預かりこととなった。無実のプリシアの命を奪ったこと、聖女の命を奪った自分は獄界に堕ちることに憔悴した姿のまま連れていかれた。 ギュンター 声 - 橘潤二 ジョセフ 声 - 益山武明 レオーネの部下。プリシラの父が教祖だったころから仕えているが出世させてもらえなかったため教祖の娘であるプリシラに対して逆恨みを抱いている。 レオーネ同様に俗物であるが多少は良心が残っているレオーネと違い信者たちの命については特に関心がない模様。聖印協会の教えよりも自身の立身出世を重視しており、話し合いに訪れたプリシラに最初から冤罪の決まった魔女裁判を開廷した際には喜々として進行役を務めた。プリシラへの恨みを晴らすべく彼女を論破することにこだわるが、逆に論破された上に自信の発言の矛盾や問題点を的確に指摘され、成り行きを見守っていた信者たちの信頼を失ってしまう。これによりレオーネから見切りをつけられ、全てはジョセフの身勝手な行動とすることでジョセフ自身の失言の責任をとらされた。その後の動向は不明。
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