纏家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 23:45 UTC 版)
纏 一身(まとい いっしん) / 鬼龍院 装一郎(きりゅういん そういちろう) 声 - 有本欽隆 流子の父。見た目には60代に見える老人(変装であるため)。流子からは「父さん」と呼ばれていた。もとは鬼龍院家で生命戦維を研究をしていたが、後に袂を分かち「鮮血」を作った。また、自らが持つ特許を使い世界中から掻き集めた財を投じてヌーディスト・ビーチを組織し、鬼龍院家に対抗しようとしていたが、針目縫に片太刀バサミで殺害された。風体は「鮮血」曰く「髭で、眼帯で、白衣を纏った、猫背で、下駄で、片手に杖の、鼠を連れた…」。鼠は左肩に縫い付けられるように乗っており、眼帯は右目にしている。 本能町が見える場所の屋敷に住み、地下の研究室で実験を行っていた(表札には彼と流子の名前が書いてある)。研究のために家庭を顧みず、流子を親戚や寄宿舎に預けていたことがあり、親子ながら流子との関係は疎遠だった。壊惨総戦挙の半年前のある日、急に流子を屋敷に呼び戻すが、帰ってきた流子が見たのは赤い片太刀バサミを体に突き刺され絶命寸前の父の姿だった。最期に「平穏な人生を送りたければ黙って去れ」「自分を殺した犯人を追えば過酷な運命が待つ」と流子に語った。一身が「私の代わりに戦ってくれるのなら」と片太刀バサミを直接流子に手渡した後、流子が不審な影を追って屋敷を飛び出した所で屋敷は火事になったため、流子は彼の死ぬ瞬間を直接は見ておらず、彼が話そうとした遺言も全く聞いていない。第16話によれば、「鮮血」を完成させたのは針目の訪問を受けて殺される寸前で、すなわち屋敷に呼び出した流子がやってくる寸前でもあった(この時に断ち斬りバサミを切り札であると偽ることによって、鮮血の存在を隠した)。流子は結局父の戦いを引き継ぐことになる。 その正体は流子と皐月の父親である鬼龍院装一郎。優秀な研究者であることから鬼龍院家に婿入りし、娘達を使って生命戦維の融合の研究を行っていたが、次女(流子)が名付けられることも無く廃棄されたことに憤り、生命戦維の真実と復讐を皐月に託して死亡したとされる。しかし実は死んでおらず、追っ手を振り切った後に老人の姿へ変装して纏一身と名を変え、廃棄された流子を救って育てていた。 第12話の針目の回想では、着ていた白衣は生命戦維製(形状記憶神衣)で、戦闘においても彼女が本気を出していなかったとはいえ針目とやり合うほどの実力を持つが、研究者ゆえに体力は無い。
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