編成組替に伴う改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:31 UTC 版)
「JR北海道785系電車」の記事における「編成組替に伴う改造」の解説
エル特急「スーパーホワイトアロー」の停車駅追加および快速「エアポート」への直通運用対応などの運転系統変更に対応するため、2002年(平成14年)に編成の組替と一部車両の改造を行っている。2001年(平成13年)8月 - 9月に編成全体の方向を逆向きに転換したうえで、新規製造した中間電動車7両(500番台)を挿入し、従来の4両基本編成・2両付属編成を全て5両固定編成に組み替えた。この際に2両編成×1本(NE-105編成)が余剰となり長期保留車となったが、2010年(平成22年)に特急「スーパー白鳥」用300番台へ改造された(後述)。 旧・基本編成には1M方式のモハ784形500番台を挿入した。 旧・付属編成は2組を1本にまとめ、モハ785形500番台を挿入した。この編成では片方のユニットを2両給電(3両1ユニット)とする必要があるため、クハ784形2両 (1, 2) の主変圧器を交換している。中間の3号車となるクモハ785形の2両 (101, 102) には自動販売機とテレホンカード式公衆電話を設置した。なお、公衆電話は2009年(平成21年)10月1日のダイヤ改正で、自動販売機は2017年(平成29年)3月4日のダイヤ改正でそれぞれ使用停止となり、撤去されている。 いずれの編成とも、5号車となるクハ785形の全車およびクハ784形の2両 (1, 2) は、化粧室側の車端席 (1A, 1D) を1人掛けに変更してデッキ付近の通行幅を確保したため、定員が54名に減少している。 常時5両の固定編成で使用されることになったため、編成中間に組成される先頭車は、運転台内の機器類撤去と乗務員用扉の封鎖・スカートおよび着雪防止用風洞、ワイパー類の撤去・窓ガラス類の加工を行い、中間車化された(改番は実施せず)。 全編成で自動放送装置の搭載が行われている。 組み替え時に起動加速度を2.0 km/h/sから2.4 km/h/sに向上させた。 中間車代用のクハ784形スカート撤去・乗務員室扉閉鎖を施工(2008年4月25日 / 旭川駅) クモハ785とクハ784の連結状態 運転室ドアの固定化、運転台ドア等の閉鎖により完全に通路としての運用がなされている。
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