緑の魔女編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 18:06 UTC 版)
ジークリンデ・サリヴァン ドイツ「狼の谷」の若き領主で通称「緑の魔女」。11歳。後にイギリスに亡命し、イギリス王家及びファントムハイヴ家の協力者となる。 →#ファントムハイヴ家の協力者 ヴォルフラム・ゲルツァー ジークリンデの執事。通称はヴォルフ。正体はドイツ軍人。後にジークリンデと共にイギリスに亡命する。 →#ファントムハイヴ家の協力者 ヒルデ・ディックハウト 「狼の谷」の村人。ジークリンデの身の回りの世話係。正体はドイツ軍人。 村の女達のまとめ役でもある女性。他の村人同様に余所者に対して強い警戒心を抱いており、ジークリンデに何度もシエルたちの追放を訴える。その正体はドイツ軍の少佐で、狼の谷に在留する軍の責任者。 編の終盤、ジークリンデに真実が露見した上、完成した究極の毒ガス「サリン」のサンプルが盗まれたため、ジークリンデの殺害も含む、情報漏洩の防衛を行う。軍にファントムハイヴ家の行方を追う命令を出す一方で、自身も試作品の戦車に乗ってシエルを追い詰める。セバスチャンに戦車を破壊され、重度の火傷を負うも執念で追跡を続け、軍を裏切ったヴォルフラムを背後から狙撃し、更にジークリンデを殺そうとしたところで、セバスチャンに喉元を切られて絶命する。 アンネ・ドレヴァンツ 「狼の谷」の村人。ジークリンデの身の回りの世話係。正体はドイツ軍人。 小柄な女性。ジークリンデの育成計画に従事する軍人であり、ヒルデの部下。第一特殊遊撃部隊隊長。編の終盤ではヒルデと共に戦車でシエルたちを追撃するがセバスチャンに破られた上、バルドの缶詰爆弾を車内に放り込まれ、全身裂傷で爆死する。 グレーテ・ヒルバート 「狼の谷」の村人。ジークリンデの身の回りの世話係。正体はドイツ軍人。 黒髪の背の高い女性。ジークリンデの育成計画に従事する軍人であり、ヒルデの部下。第二特殊遊撃部隊隊長。編の終盤ではジークリンデを連れて逃げようとするフィニを追撃するが、日本刀を抜いたタナカとメイリンの狙撃に阻まれる。一時撤退し、先回りして列車で逃げるジークリンデを射殺しようとするが、ヴォルフラムに裏切られ、射殺される。 ババ様 / サリヴァン教授 「狼の谷」の長老。正体は毒ガス兵器の科学者。 顔が膨れて左目が潰れた醜い容姿をした小柄な女性。長老として領主であるジークリンデに対する発言力が強く、また、他の村人同様に余所者を強く警戒し「究極魔法」の完成を急かす。その正体はジークリンデの実母であり、「緑の魔女育成計画」の立案者。 元々は毒ガス兵器開発の科学者であり、同じく科学者であった夫と共にマスタードガスの兵器運用化計画に従事していた美人科学者。13年前のガス漏れ事故で夫を失い、自身も酷い容姿となる。その後、生まれた娘ジークリンデが夫と同様の天才的な頭脳を持っているとわかると、ドイツ政府に掛け合い「緑の魔女育成計画(Grune Hexe Ausbildung Projekt)」を発案し、何も知らないジークリンデに新型毒ガス兵器の開発を行わせていた。ジークリンデを大事に想っているが、娘を愛しているというよりも、その頭脳を愛しているという方が正しく、娘を纏足までして村に閉じ込め、自身の最終的な目標のための道具として扱った。 ジークリンデが「究極魔法」ことマスタードガスを超える毒ガスの作成に成功すると、これをファミリーネームのサリヴァンから名を取って「サリン」と名づける。間もなくジークリンデがシエルと共に逃げたと知ると彼女の救出を軍に懇願する。だが、同時にサリンのサンプルを持って研究施設を脱出しようとしていたところをセバスシャンに追い込まれ、彼が吸い込んで体内に溜め込んでいたマスタードガスを至近距離で吸わされ死亡する。
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