第9回大会〜第11回大会
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「山田勝己」の記事における「第9回大会〜第11回大会」の解説
第8回大会終了後、SASUKEを諦め切れなかった山田は番組宛に手紙を出し、自身の引退を撤回。第9回大会のへの出場を表明した。 大会前に精神面を鍛えようと四国の山中(徳島県:星谷寺、不動の滝)を訪れ、滝に打たれた。体重を7kg落とし、仕上がりも順調だった。そして大会前日、家族あてに「このまま終わってしまってはいけない。親として、夫としては失格かもしれないけど、夢を諦めるわけにはいきません」と手紙を書き残した。 この大会はゼッケン99で出場し、1stそり立つ壁を2度目にクリアし、余裕を持って1stをクリア。 続く2ndで、先に挑む挑戦者達がスパイダーウォークの下り部分で滑り苦戦。2番目の挑戦者である長野誠に滑ることを確認した山田は、地下足袋にあらかじめ滑り止めスプレーをつけた上で、スパイダーウォークにたどり着くまでにゴミがつかないようにそれを粘着テープで覆うという二重の徹底対策で2ndに挑戦。 スパイダーウォーク挑戦前に地下足袋の裏の粘着テープをはがす予定であったが、テープが上手くはがれず、さらに手にも滑り止めスプレーをつけるかで悩んでしまったため、挑戦前に17秒(実況の古舘より)のタイムロス。問題の下りの部分は危なげなくクリアできたが、このタイムロスがたたり、結果的に最終エリアのウォールリフティングの2枚目でタイムアップとなる。山田はその後のインタビューで「テープを貼ったのが間違いです。テープがとれないです」と語り、考えが裏目に出る格好となった。 第9回大会終了後、3rdに新設されたランブリングダイスとランプグラスパーを自宅に製作。山田は独自の攻略法を考え、腕への疲労度を最小限に食い止めるトレーニング方法を編み出した。 第10回大会は、延べ人数1000人目の挑戦者としてゼッケン1000番をつけて出場。1stでオールスターズが4人連続で失敗し、979番から21人連続リタイア、1stクリア者も計4人という中での挑戦となった。そり立つ壁を一発で成功させ、1.7秒を残して1stを突破した。 3rd最終競技者となり、自宅に製作したランブリングダイスやランプグラスパーを突破し、最終エリアのパイプスライダーまで進出。勢いを殺してジャンプをし、右足をかけてゴールにしがみ付くも、後方にバランスを崩して転落となった。 直後のインタビューでは、古舘の「まだ整理はついていないのは分かるんですけども…今後、どうしますか」との問いに、山田は以下の通り答えている。 「これだけは言えることなんですけど、俺には、SASUKEしかないんですよ。自分の気持ちの続く限りはずっと挑戦し続けたいっていう気持ちは、今でも持っているし、多分これから先ずっと変わらないと思うんです」 このシーンは、後の大会やバラエティに出演した際の紹介VTRにおいても頻繁に使用されている。SASUKE新世代組の一人である川口朋広はこのシーンについて、「『俺にはSASUKEしかないんですよ』という名言を超える名言は未だにないと思うんですよ。SASUKE30回やってきて。それは多分50回60回続けても永遠に語り継がれる名言だと思います」と語っている。 また、このパイプスライダーで脱落したシーンは2008年に『サスケマニア』で募集された「SASUKE名場面BEST10」で視聴者から多くの票を集め、第6回のパイプスライダー脱落シーンと共に第3位に選出された。 第11回大会は、前回大会とは対照的に、1stでゼッケン95番から99番まで5人連続クリアしている中での挑戦となり、山田はスタッフに「オールスターズの他のメンバーは行けたとしても自分だけ取り残されるかもしれません」と語っていた。しかし、ゼッケン100番の山田も1stを危なげなく突破。 2ndではオールスターズを含む6人連続クリアという状況での挑戦となるが、前回クリアしていたバランスタンクで後方に体が傾いた際に右足を踏み外し落下となり、オールスターズ唯一の2ndリタイアとなった。
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