第87話「禁書」についてとは? わかりやすく解説

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第87話「禁書」について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 04:09 UTC 版)

アウターゾーン」の記事における「第87話「禁書」について」の解説

ジャンプ・コミックス版第12巻文庫版第8巻)に収録初出1993年35号1993年8月16日号)。 SF作家山本弘東京都青少年の健全な育成に関する条例改正2010年)に関連して山本ブログである『山本弘SF秘密基地BLOG』で「『アウターゾーン』の「禁書」というエピソード連想した人も多いようだ」と本作言及した。この話は下記のようなストーリーである。禁書作品書かれ時代背景としては1990年ごろの有害コミック騒動のものであるあらすじ 漫画サブカルチャーといった表現物に極端な規制加えられた、架空未来舞台。そこは「道徳的な漫画」だけが出版許されお色気暴力的なシーンを含む漫画もとよりギャグ漫画個人思想入れられ漫画までも「子供悪影響がある」という理由で「悪書」とされ、出版公開はもちろん隠し持っているだけで重罪とされていた。 イラストレーター西崎守(にしざき まもる)は自室で「悪書とされる漫画を何冊も隠し持っており、近所少年拓磨(たくま)にそのコレクション自筆漫画見せていた。やがて、拓磨西崎から漫画の描き方を教わるようになる。だがあるとき、拓磨内緒持ち帰った漫画母親に見つかり、西崎は“悪書所持し他人に公開した容疑”で逮捕される法廷西崎は「汚らわしい書物見せ青少年健全な発育阻害した」と厳しく糾弾され、「悪書」の所持認めるも「悪いことをしたとは思わない」「ああいう漫画確かに下劣だが、人間というのはそういうものであり、大人がいくら建前つくろってもそれは変わらない」「好むのは人間の自然な姿」と反論する裁判官は「子供良い子育てるにはああいう不健全なものを見せてならない」と返し対して西崎は「人間本質知らされないで育つ方がよっぽど悪影響だ」「子供は我々が想定している以上に大人である」と反論する聞き入れられず、彼は禁固30年判決言い渡され隠し持っていた漫画はすべて焚書された。収監から2年後西崎獄中自殺した。 やがて、月日経ったある日。そこには、かつての西崎同じよう近所少年自作漫画見せる、成長した拓磨の姿があった。

※この「第87話「禁書」について」の解説は、「アウターゾーン」の解説の一部です。
「第87話「禁書」について」を含む「アウターゾーン」の記事については、「アウターゾーン」の概要を参照ください。

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